昨年2013年9月には2020年夏季オリンピックの開催場所が東京に決まりました。その少し前(6月)には富士山が、そして今年の6月には富岡製糸場が世界遺産に登録され、さらに医療ツーリズムにも力を入れ始めています。それ以外にもさまざまな分野で日本は世界的に注目されています。街に行けば必ず海外からのお客さんがいます。英語、中国語、韓国語、スペイン語などが飛び交っています。英語で自分の国のことを紹介できるよう、英語と日本の事をきちんと勉強しようという考えです。
英検1級はTOEIC満点よりも難しいと言われていますが、その英検1級の対策用として認知されている本がこれです。この本は、毎日、単語を5つずつ覚えていく形式で、1日1ページ読み進めていきます。まず、その日のNew Wordsを含んだ100単語以下の文章を読みます。その文脈の中で単語の意味を推測します。New Wordsは(私にとっては)結構難しい単語なので、その他の単語が分からないとNew Wordsの意味の推測まではできません。この本の難易度的には世間で言われているように英検1級を目指す人レベルなのだと思います。
意味の推測がある程度できたら、次に5つの例文の空欄補充問題に挑戦します。5つの文には、その日の5つのNew Wordsのどれかが使われていますので、推測した意味をもとに当てはめていきます。この時、推測した意味と実際の意味が「あれ?違うんじゃないか?」という事もあるので、もう一度考えます。
そして最後に、New Wordsとその意味の確認を行います。ここで、自分が推測した意味が正しかったか分かります。
英語の文章を読んでいると、必ず知らない単語に出くわします。辞書があればいいですが、ないときは文脈から意味を推測することがあります。この本はそのスキルを鍛えてくれます。また、単語を単独で覚えるのではなく、文章で覚えるので定着率もいいような気がします。
毎日の通勤の際に1ページずつ勉強していますが、本自体が大きく重たいので、コピーを取って1週間分ずつ持ち歩いています。裁断機があれば、いっそのこと思い切って背表紙を切り離してばらしてもいいかもしれません。