2015年9月24日木曜日

通訳案内士

外国に行くと、必ず日本の文化や歴史、地理、宗教、流行、など多種多様な質問を受けます。これまで、長期・短期で様々な国に滞在したことがありますが、日本に関する質問を受けるたびに、いかに自分が日本のことを知らないか、ということに気づかされます。それにも関わらず、中学・高校時代は社会科の授業が嫌いでした。英語と理系の授業ばかり勉強していました。当時は、日本の歴史や地理などの面白さに全く気付いていなかったのです。
 中学の時は「英語を話せるようになる」、高校の時は「PTの学校に進学する」、PT養成校の時は「治療のできるPTになる」、PTになってからは「国際協力の道に進む」など、その時々の目標に向かって突き進んでいました。そして今の目標が「通訳案内士の資格を取る」です。
 中学から学び続けている英語と、ドミニカ共和国で身につけたスペイン語を活かすため、今、注目されている通訳案内士という国家資格を得ようと考えたのです。観光庁が認める国家資格で、この資格がなければ、「外国人に外国語を使って観光案内をして報酬を得ること」ができません。試験内容は、外国語、日本歴史、日本地理、一般常識の4科目です。
 来年8月の受験に向けて、日本の歴史と地理の勉強を始めましたが、始めて間もなくして、日本の歴史・地理の面白さに気づき、楽しく勉強しています。なぜ、この面白さを学生の時に気づけなかったのか悔やまれます。社会の先生が悪かったのか、など人のせいにしたくなりますが、自分が悪いんです。悪いというか、その時の自分にはその余裕がなかったのです。自分のやりたいことで精一杯だったのです。
 日本と外国の懸け橋になる、というのは青年海外協力隊の目的の一つと同じです。様々な形で日本と外国の友好関係を築き、もっと日本を知ってもらいたいです。