久しぶりの更新です。これまでサボっていて申し訳ありません。いろいろありましたが、無事に日本に帰国しています。同期隊員も続々帰国し、日本を満喫しているようですね。サービスの質、商品の質、種類、量、どれもが高い水準で驚かされるばかりの日本ですが、「日本の常識は世界の非常識」、あまりに良すぎるサービスに違和感を覚えながらも、自分もその水準に持っていかないと日本で働いていけないな、と感じます。
さて、ドミニカ共和国での活動も振り返らなければならないのは勿論なのですが、今日は、これまでの経験をいかに未来に繋げていくか、について考えたいと思います。
1、青年海外協力隊(以下、JOCV)の経験を後進に伝える
私がJOCVに参加する前、説明会で理学療法士の方がJOCVでの経験を語って下さり、モチベーションが上がったこと、JOCVに参加するイメージができたこと、何よりその人が充実した二年間を過ごしたことが感じ取れたことが、JOCVになる大きなきっかけです。仕事を辞めて二年間途上国に行くわけですから、軽い気持ちでは行けなかったですし、この説明会は私にとってなくてはならないのもでした。
JOCVの説明会だけでなく、日本理学療法士協会などが主催する国際協力系のセミナーや、学術誌、JOCVのOB/OG会などの会合などから多くの情報を得ることができ、JOCV参加の後押しとなりました。これらは一重に、JOCV経験者が積極的に後進へ情報共有しようと努力してくれているからだと感謝しています。今後は、自分もその一助になるよう、さまざまな形で情報発信できるようになりたいと思います。
特に、若い理学療法士や、理学療法士の卵たちに、国際協力という道がある、ということを知ってもらいたいと思います。最近は理学療法士が活躍する現場も多種多様になってきていますが、国際協力への道を進む人はまだまだ一握りだと感じています。理学療法士の数は11万人を超えましたが、これまでJOCVとして派遣された理学療法士は400人ちょっとです(青年海外協力隊派遣実績)。パーセントで換算すると0.36%です。また帰国後も国際協力を続ける人はさらに少ないのが現状ですので、派遣中の40人余りの人と帰国後も国際協力を行っている人とを合わせても100人程度なのではないでしょうか。
国際協力には興味があるが一歩が踏み出せない、という理学療法士の方はどのくらいいるのでしょうか? 今の自分には、多いのか少ないのか、想像もつかないですが、興味がある、という人には是非、具体的に行動に移してもらえるように働きかけていきたいと思います。
2、自分に足りなかった知識や技術を強化する
「ボランティアとは自分を映す鏡だ」(地球のステージ 桑山紀彦氏)という言葉の通り、ボランティアとして活動し、自分自身の長所や短所、得意・不得意、好き・嫌いなど、己と向き合う機会が増えました。私の性格的な部分、人間性に関しては、これからの長い人生で少しずつ良くなるように努力します。
理学療法士として、国際協力を続けたいと考える者としては、さまざまな知識・技術が足りないことが明らかになりました。また別の機会に、どのような知識や技術を今後つけて行こうかを書こうと思います。派遣前には考えてもいなかった方向に向かっています。
3、JICAの草の根技術協力事業を活用する
詳しくはJICAのホームページを見ていただきたいのですが、「草の根技術協力事業」という、NGOや大学などの団体がプロジェクトを立案し、JICAと相談・協力しながら、そのプロジェクトを実行するというものです。私自身のスキルアップの後、この事業と活用しプロジェクトを立ち上げたいと考えています。具体的なプロジェクト案もあるのですが、また書ける時期がきたら、ここで紹介したいと思います。
おかえりー。無事でなにより。積もる話はまたの機会に。
返信削除先生~、落ち着いたら連絡しますね。明日から新しい病院で働きます。常に前を向いて進んでいきたいと思います。
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