2010年7月27日火曜日

実習

 先週から実習生が当院に来ており、私がスーパーバイザーをしております。2年生で「検査・測定実習」という名称で来ています。しかし、学生にも最初に話しましたし、昨日来られた学校の先生も言っておられましたが、理学療法の実習をするにあたり、検査・評価・治療はどれも切って離せないものであり、常に瞬間々々、同時に行われるものです。なので、学生には理学療法の一連の流れを体験してもらっています。今は、ほとんど教えながらやっていますが、ここで道筋を作ってあげて、3年生になったら徐々にスーパーバイザーの手から離れていき、卒業することには一人で動けるように指導していくことが、私も学校も考えていることです。
 実習施設によっては、ほとんど教えず、「自分で考えろ!」という所も多いようです。このやり方が悪いとは一概には言えませんが、限られた実習期間であること、そして協力してくれる患者さんの負担を最小限にするためには、やはり教えながらでも前に進むことができる実習でないといけないと思います。ですので、私はほとんど教えています。そして2週間という短い実習期間ですが、症例発表ができるまで経験させようと思います。いずれ、当たり前のように求められることですから、その時、経験がある・なしで実習の進み方が大きく違うと思います。そう願います。
 昨日、実習訪問に来られた学校の先生は、私が学生時代に教わっていた先生です。学生と先生が話した後、私に、「いい実習をさせていただいているようで、ありがとうございます」と言われました。初めてのスーパーバイザーでしたが、お褒めいただき光栄でした。もっと良い実習ができるように、いろいろ工夫したい、と思います。けど、もしかしたら、実習生を今の病院で見るのはこれで最後かもしれません。最初で最後の学生です。在職中に、スーパーバイザーを経験できてよかったと感じています。また、実習生の通う学校には、講義をさせていただく機会も得ました。いろいろお世話になっています。非常にありがたいです。この経験を海外にもって行き活用しようと思います。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。PT2年目のY.Kと申します。急性期病院で働いています。

    国際協力に興味がありネットで検索していたら
    Lily さんのページに出会いました。

    私も山本先生の本等を読み“国際協力師”という職業
    に憧れを抱いていました。

    こうして実際にPTの方で国際協力師を目指している方がいっらっしゃたことに非常に勇気づけられました。

    現在、私は働きながら通信大学に通い視野を広げるとと
    もに学士の取得に励んでいます。JOCVへの応募はまだ先に
    なると思いますがいずれはと考えております。

    今後も楽しみに動向を追わせて頂きます。

    突然の書き込みで失礼いたしました。

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  2. Y.K.さん
    コメントありがとうございます。非常に嬉しく思います。
    PTとして国際協力をしている人は、山本先生に伺っても「聞いたことがない」との事でした。
    http://step-to-top-of-the-pt.spaces.live.com/blog/cns!72097FD7AE93C4E4!1105.entry
    一緒に頑張っていきましょう!必ずどこかで顔を合わせると思います。その時、お話できたらいいですね。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

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