2010年7月5日月曜日

その他の要請 JOCV(理学療法士)1

 コロンビア 現地の体制は、ハード面もソフト面も比較的整っている、と要望調査票から読み取れます。現地スタッフの技術レベルは高い、と明言しておりボランティアとして誰かが行く理由が見出せません。別の国の話ですが、派遣されて行ったものの、現地の人は自分で何でもでき、それで成り立っており、JOCVに対して「あなたは私の言うとおりしてくれればいいの」というような態度を示された、という報告書を読んだことがあります。単なるマンパワーとして行くのは、私の目的から大きく外れます。ただ、もし私が行くならば、日本オリジナルのAKA-Hを紹介し、博田先生から学んだ知識や技術を持って、現地の人々に認めてもらえるよう努力したいです。
 エクアドル ここの要請内容もそうですが、マンパワー的な活動が期待されています。施設規模等の拡大による人材不足だそうです。人材不足が予想できなかったのでしょうか?今回は2代目要請ですから、初代隊員が無茶をしたのでしょうか…。国の政策で止められなかったのかも知れません。また、ここでは小児疾患に対応しなければいけません。残念ながら小児疾患については全くと言っていい程、経験がありません。ここで私ができることは限られているでしょう。
 キルギス ここでは現在、作業療法士(OT)が活動中だそうです。その方と協力して現地の人の知識・技術を向上させるための教育を行うことが求められているようです。しかし、ここでも小児疾患への対応が切望されているようです。弱点はもっと早期に解決しておくべきでした…。
 中国 40人ものセラピストがいる中、主な指導対象は3名の若いセラピスト、となぜか限定されています。上の者が下を教えずに、外国から西洋医学を押し付けて、今後、この若者たちは異端児扱いされないだろうか、と心配してしまいます。そもそも院長が同じ区域の他の病院でJOCVが派遣される際の現場視察の際に、同行し(勝手に?)興味を持って、手を挙げた、という経緯のようです。
 (つづく)

0 件のコメント:

コメントを投稿