2018年5月9日水曜日

【WCPT News】2018/5/9 論文アブストラクト投稿時の秘訣

アブストラクトを提出する際のコツを、英語、フランス語、スペイン語、アラビア語で紹介します。

学術大会のプログラム委員会のメンバーが、WCPT学術大会に向けて、それぞれの考えるアブストラクト投稿時に秘訣について、下のビデオで話をしています。

ビデオで紹介されている内容が、アブストラクト投稿までの道のりのヒントとなり、あなたのアブストラクトをより良いものにしてくれるでしょう。

さらに、WCPTは、国内に研究機関やそのネットワークがない会員や、英語を母国語としない会員、アブストラクトを書くのが初めての会員に対して、指導を行う体勢を整えています。(WCPTメンタリングプログラム

Jackie Whittaker(英語)


Lara Allett(フランス語)


Edgar Hernandez(スペイン語)


Alia Alghwiri(アラビア語)



【使われていた英語表現】

・submission
 提出。投稿。論文投稿。

・tip
 コツ。秘訣。ヒント
 例) tips on~:~のコツ
 例) tips for~:~のコツ

・be new to ~
 ~に慣れていない。~をよく知らない。


【訳者あとがき】

メンタリングプログラムは非常に魅力的だと思いました。学会で発表する・しないに関わらず、メンタリングプログラムを活用してアブストラクトの書き方や英語表現などをチェックしてくれる制度のようです。
英語を添削してもらう有料のサービスは多々ありますが、このWCPTの無料のサービスは活用しない理由はないと思います。

2018年5月2日水曜日

【WCPT News】2018/5/2 WCPT学術大会2021はドバイに決定

2021年のWCPT学術大会はドバイで行われることになりました。主催はエミレイツ理学療法協会です。

WCPTのEmma Stokes会長は今日、エミレイツ(首長国)理学療法協会が、次の学術大会のホストに選ばれたことをニュースで祝福しました。

2007年にWCPTのメンバー組織となったエミレイツ理学療法協会は、ホストに立候補し現地視察を受け、学術大会を開催するのに非常によいロケーションであると判断されました。

「エミレイツ理学療法協会はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本拠地を構え、そこはヨーロッパやアジア、アフリカを繋げる好立地です」とEmma氏は述べています。

「ケープタウンの時のように再び、今まで学術大会を行ったことのない土地で世界中の理学療法士が集まることができます。湾岸諸国では初めての開催となり、エミレイツ理学療法協会にはお祝い申し上げるとともに、開催を心待ちにしています」

「エミレイツ理学療法協会は2021WCPT学術大会のホストに選ばれたことを誇りに思います」とAmal Alshamlan会長は述べています。

「名声のあるイベントをドバイで行うための道のりは戦略的でした。学術大会を開催し、UAEの理学療法の認識は大きく変わるだろうと思います。準備の段階でもうすでに興奮を抑えきれません。」

ドバイはUAEで最も大きく人口の多い都市です。ペルシャ湾の南東の海岸沿いに位置しています。WCPT学術大会では2000人以上の理学療法士が、この美しい水平線と最先端建築で知られるドバイに集まり、世界クラスのプログラムで最新の研究や開発と出会い、多いに意見交換されるでしょう。

WCPT学術大会は2年おきに開催されるようになりました。大盛況だったケープタウン大会は2017年に開催され、次のジュネーブ大会は2019年5月10~13日に開催予定です。

2016年にはシンガポール大会(2015年開催)がシンガポール観光賞の学会部門で最高を獲得しました。

2017年のケープタウン大会はアフリカやそのコミュニティーに大きな利益をもたらし、これによりまた賞を受けています。


【使われていた英語表現】

・emirates
 首長国
 参考) アラブ首長国連邦 the United Arab Emirates

・distinctive
 特色のある

・gulf 
  湾
 参考) the Gulf ペルシャ湾

・bid 
  (名) 努力
 参考) make a bid for ~ ~に, 対して努力する、make a bid to do ~~するよう勧誘する

・host
 主催国を務める

・prestigious 
 名声のある

・populous 
  人口の多い、人口密度の高い


【訳者あとがき】

7月から参加申込みが始まるようです。参加費が毎回なかなかの高額なので、今回もそうでしょう。FACEBOOKの書き込みを見ているとUAEに入国できない国の理学療法士もいるようで、国際学会となるとこういう問題もあるのかと知りました。

【WCPT News】2017/4/30 SUDAプロジェクトの成功を祝う

WCPTはワシントンDCのキャピトルヒルを訪れ、SUDAプロジェクトの成果報告をしました。

SUDAプロジェクトは西アフリカの紛争地域でリハビリテーションが必要な人々の生活を変えるために行われました。このプロジェクトでは、Leahy War Victims Fundと言うPatrick Leahyアメリカ上院議員が計画したUSAIDのプログラムと、アメリカ議会からの資金援助で行われました。

WCPTのEmma Stokes会長とJonathon Kruger CEOはアメリカ理学療法協会(APTA)の幹部とともに、会合でLeahy War Victims Fundの代表者へ、援助に対して感謝の意を伝えました。

SUDAプロジェクトでは、マリ、ニジェール、セネガルといった紛争が蔓延する国の理学療法を強化するため、それらの国の理学療法協会と協力してWCPTは活動しました。また教育プログラムの内容や質を向上させる活動をしたり、他の資源が乏しい国でも活用できるような能力開発型モデルを確立させました。

The Leahy War Victims Fundは紛争中の国の障害者に援助を行っており、SUDAプロジェクトでは120万ドルの援助をしました。Emma Stokes会長とJonathon Kruger CEOはこのプログラムの責任者へ感謝の意を伝えると共に、この経験を他の国でも活かすための案を提示しました。

「この会合でSUDAプロジェクトの振り返りができ、現経営陣が将来、世界の理学療法の発展に寄与するプロジェクトに再び支援してもらう可能性が広がりました。」とJonathon氏は述べています。

Emma氏は「WCPTは今回のような会合を設けてくれたAPTAのSharon Dunn会長やJustin Moore CEOおよびその仲間に感謝しています。」と言い加えました。

APTAのJustin Elliott政策副部長は「APTAは、WCPTとLeahy上院議員事務所との間を取り持ち、会合が成功したことを嬉しく思っています」と述べました。

「SUDAプロジェクトは誰から見ても大成功です。そして、それはLeahy War Victims Fundのおかげです。APTAとWCPTは今後もともにUSAIDと協力していきます。」