2012年2月17日金曜日

報告会

 JICAボランティアとしての活動を、JICAのスタッフや専門家、隊員などの関係者に報告する機会が、隊員一人につき2回与えられます。1回目は折り返し地点である1年(中間報告)、2回目は帰国直前(最終報告)です。ドミニカ共和国では日本語で行っていますが、他の国ではカウンターパートやその他現地の関係機関の関係者なども参加するので、現地語で行われると聞いています。年4回、報告会が開催され、参加は任意ですが、私は毎回、可能な限り参加するようにしています。
 ドミニカ共和国に到着してすぐの時に初めて報告会に参加した時は、今後、自分がどのように活動していくのか、先輩隊員の報告を聞いて想像したりしました。その約3か月後、語学訓練が終わって病院で活動を始めて少しして2回目の報告会に参加しました。この時は先輩隊員が1年を振り返り、初期の頃、どのような困難があり、どのように乗り越えてきたのか、その時の自分と照らし合わせて考えました。今回は3回目の参加です。活動を開始して半年の地点での中間報告会では、いままでよりも活動の内容を頭で吟味することができました。
 また、毎回思うのですが、発表の方法も人ぞれぞれ特徴があり、みな良い点を持っており参考にしたいものばかりです。視覚的効果を上手く用いている人、起承転結がしっかりしている人、人を笑わせて発表に引き込む人、動画と写真で見る人を飽きさせない発表をする人、など。そして、発表後の質問内容も勉強になります。単純に分からなかったこと・自分が興味あることを質問する場合もありますが、発表者の今後の活動にも繋がるキーワードをうまく誘導する質問をする人もいて、ナルホドと手を打つこともあります。
 私も約半年後には中間報告の時期です。1年間の活動を振り返り、折り返し地点に立っているという意識づけをし、今後の活動計画を立てるための非常に良い機会です。中間報告の日程はまだ分かりませんが、8月にあるラテンアメリカリハビリテーション医学界の学術大会での発表も目指しているので、その頃は非常にバタバタしてると思います。余裕を持っていろいろ準備していかないといけません。
 ちなみに明日は、今日の中間報告会に引き続き、最終報告会があります。2年間の成果をこれまで、みな堂々と発表してきました。そんな先輩たちに負けないよう、私も努力していきたいと思っています。

2 件のコメント:

  1. いいなあ。こういう真剣な報告会。JOCVに対する様々な意見があるけど、こういう報告会があることを国内にいる人にももっと知って欲しいよね。

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    1. 様々な職種のボランティアが集まり報告会が終わっても個人的に話を聞きに行ったりと勉強熱心な人がたくさんいます。真剣にドミニカ共和国をよくしようと頑張っている人ばかりです。
      こういう人が世界中にいることを本当にもっと知ってもらいたいですね。

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