2019年6月13日木曜日

国際リハビリテーション医学会世界会議 in 神戸 ②

国際リハビリテーション医学会世界会議が本日閉会しました。参加初日のレポートはこちらから。今回は昨日の報告をさせて頂きます。

昨日はまずJRATとの共同シンポジウムに参加しました。世界的にみると日本は9番目に災害が多い国です。そして災害による死亡者は3番目に多いとされています。しかし、近年の傾向として災害で亡くなる人は減ってきており、外傷患者や障害を残す患者が増えています。災害直後には急性期治療をする医療チームが即座に派遣され、多くの命が救われています。ですので、その後のリハビリテーションのニーズが必然的に増えてきますが、なかなか人材や制度が整わないようです。

JRATの責任者の方々は日々、厚労省や医師会などと話し合い、きちんと確立した制度を作ろうとして下さっているようです。その話の中でリハビリテーションの位置づけが厚労省で曖昧だと言っていました。災害の話だと言えば「○○局が担当ですね」と言われ、リハビリテーションだと言えば「□□局に行って下さい」と言われ、振り回されるとの事でした。

日本の法律上、リハビリテーション職は医者のもとで働くことになっているので、基本的に医師会の傘下で活動します。医師会の協力がなければJRATは活動できません。日本医師会の会長が、各都道府県医師会の会長宛てに『JRATに関する協力依頼があれば協力するように』と言うレターを発行して頂いたのも、JRAT事務局の方の尽力のおかげです。37都道府県で地域JRATが発足していますが、目標は全ての都道府県で地域JRATが整備されることです。私の住む奈良県にはまだ地域JRATはありません。

災害に対する関心は、災害が起こった時には非常に上がりますが、徐々に薄まってきて、一部の熱心な人だけが残るような現状だそうです。そのため研修会の開催も減ってしまって、継続教育が難しいようです。

またJRATの国際化と言う話が出たのですが、これは質問した所、外国で活動するという事ではなく、日本の経験を発信するという事のようです。

訓練に関しては、「次に何が起こるだろう、何が必要だろう」ということを想像して動けるようになって欲しいと述べていました。

いろいろな課題がある中で尽力して頂いている先生方がいる事が分かり、私も何か協力していきたい、と思っていた矢先、理学療法士養成校時代の友人からメッセージが来ました。彼は福岡で熱心に協会の活動やNPOの活動などをやっています。そういった熱い同期にいつも励まされます。

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