祖国スリランカでは、PT養成校が少しは増えたそうだがそれでも3 coursesとおっしゃっており、250人のPTがいるだけだそうです。スリランカも日本と同様に高齢化が進んでおり、さらにまだ戦争の傷が癒えない(身体的にも精神的にも)人々が多くいて、理学療法の需要はありそうです。しかし政府はなかなかリハビリテーション分野までは支援しきれず、最近は人工呼吸器や各種モニター装置に予算を出したそうです。
そのような状況のスリランカにおいて「現職者への研修プログラム」をどう作り上げていくか、という行動計画について、みなで意見を出し合いました。メンバーは、ICAの方2人、JIMTEFの方1人、PT協会国際部の先生、JOCV経験者の先生、そして私でした。英語での討論であることと、訛りのある独特な英語であったことから、半分くらいしか理解できず、あまり発言もできませんでしたが、ICAのファシリテーターの方が上手く引っ張ってくださり、たくさん意見が出たと思います。「そうするにはお金はどの程度必要か?」という突っ込んだ所まで議論が展開されました。
今回のように日本に研修に来たPTを再度、日本に呼んでフォローアップする、ということは初めてだろう、とのことでした。なので、日本での研修がどのように祖国で活かされたのか、という報告は非常に貴重なものだったと思います。また、じっくりスライドを読み返してみようと思います。名刺交換もしましたので、気になることがあったらいつでも質問できます。彼は研修生として来ていますが、私にとっては彼から教わることばかりです。研修に来ているPTだからと言っても、決して能力のないPTではなく、非常に貪欲にいろいろな所でいろいろな方から多くのことを教わっているPTですから、私が知らない事を多く知っているのは必然だと思います。彼を見習って、私ももっといろいろな事に貪欲にならねば、と思いました。
夜は一緒に食事をし、秋葉原でお別れをしました。「See you in Sri Lanka!」と握手と笑顔で挨拶をしました。スリランカは3月が最も訪問にはよい時期だそうです。ぜひ訪れてみたいものです。
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