先日、理学療法士(以下、PT)の養成校で、3年生の希望者に「理学療法士の国際協力」というタイトルで90分、お話させていただく機会がありました。高校では3回講演させていただいた経験があるのですが、PTの養成校で講演させてもらうのは2回目で、正直なところ、まだまだ不慣れでたどたどしいものだったかもしれません。しかし、前回よりも良い講演にしたいと思い、今回は国際協力の具体的なイメージを持ってもらうための新たな試みを行ってみました。
その試み、というのが「要望調査票を見てみよう」というコーナーを作ったことです。要望調査票とは、海外のJICA拠点(例えば、JICAドミニカ共和国事務所や、ベナン支所、ベトナム事務所など)で働くスタッフが、その国を様々な視点から見て、さらなる発展がボランティアの派遣によって可能だろうと考えられる分野を発掘し、その関係者と協議し、作成されたもので、以下のような内容が書かれています。
・国名
・職種
・配属先概要
受入省庁名
配属先名
任地(配属先の場所)
配属先の規模・事業内容
・要請概要
要請理由・背景
予想される活動内容
使用できる機材
配属先の人材の概要
使用言語
・資格条件
・地域概況
・その他
現在、JICAボランティアのホームページで公開されている青年海外協力隊でPTの要望調査票を印刷し、受講者に配布(全員違う国のもの)しました。自分が青年海外協力隊に合格して、合格通知とともにこの要望調査票が送られてきたと仮定して、「自分はどんな国に行くのか」「配属される場所はどんな所なのか」「なぜ理学療法士のボランティアが必要とされているのか」などを読み取り、そこから途上国のPT事情や、求められる能力などを考察していきました。
「要望調査票を見てみよう」のコーナーに時間をたくさん割きたかったので、前後の話を簡略化しすぎて、「国際協力をする理由」や「学びたいのに学べない人の存在」についての話のインパクトが弱すぎたかなぁと反省しています。次は、前後の話がもっとこのコーナーにリンクするように工夫をしたいと考えています。
先日PTの国家試験があり、今年もまた1万人以上のPTが新たに生まれるだろうと思います。そうなると日本の総PT人口は12万人を超えます。青年海外協力隊に応募できる20歳~39歳の理学療法士はその半数のおよそ6万人ほどではないかと日本PT協会の統計資料から読み取れます。3~5年の臨床経験が必要なので、実際はさらに半分の3万人程度が対象ではないでしょうか。しかし、実際に応募するのはいつも30人程度、つまり1000人に1人です。それと比較すると、今回の講演は約2人に1人の学生が受講してくれました。みなが青年海外協力隊に応募するわけではないと思いますが、志の高さがうかがえます。そのような所でお話できたことを非常に嬉しく思います。
国際協力の入門編とも言える青年海外協力隊へ、ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思います。
青年海外協力隊(2011年~2013年、ドミニカ共和国)、国際緊急援助隊(2019年4月、モザンビーク)で理学療法士として活動しました。 一理学療法士が世界を舞台にできることとは何か?備えておく知識・技術は何か?青年海外協力隊のその後、緊急医療援助などを堅苦しく綴っています。 このブログを通して、同じ志を持つ人々、この道に進もうと考えている人々などと情報交換できればと考えています。よろしくお願いします。 また、世界理学療法連盟から配信されるニュースの翻訳も、当ブログで取り上げています。是非、ごらん下さい。
理学療法士→青年海外協力隊→日本で臨床をしながら緊急援助について学ぶ(現在)→大学院?→国際協力をライフワークに
2011年3月11日より発生しました東日本大震災において、犠牲になられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。 また被災された方々に対しましては、お見舞い申し上げるとともに、一日でも早くの復興を応援・支援させていただきます。
2016年4月16日より発生しております熊本地震において、亡くなられた方に心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
<祝>祝>当ブログの読者Y.Kさんが青年海外協力隊(24-1 モンゴル)に合格した、という非常に嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>祝>当ブログの読者で青年海外協力隊を目指すMIDORIさんが理学療法士国家試験に合格した、というおめでたい知らせを受けました。もう同じ臨床家です。お互い頑張りましょう。
<祝>祝>当ブログの読者KENJIさんが青年海外協力隊(25-2 タイ)に合格した、というまたまた嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>祝>募集説明会で体験談をお話させて頂いた方2名も青年海外協力隊(モザンビーク、ベトナム)に合格したと再会時に報告がありました。おめでとうございます。
<祝>祝>2013年JOCVリハネットセミナーで私の活動報告を聞いてくださったA.Kさんも青年海外協力隊に合格されました。おめでとうございます。
<祝>祝>国際緊急援助隊に当ブログを見て興味を持って頂いたOTさん、青年海外協力隊説明会でお会いしていたOTさん、フェイスブックで私を見つけて質問して頂いたPTさんが仲間入りしました。みなさん青年海外協力隊経験者でした。
青年海外協力隊 体験談&説明会
*当ブログの作者(ドミニカ共和国、理学療法士)は今回の春募集では体験談を話に行くことができませんが、興味をお持ちの方はぜひお越しください。私に質問がある場合は、関連する記事のコメント欄に質問いただければ、回答いたします。
国際緊急援助隊(JDR)医療チームへの参加に関心のある方へ
*JDR医療チームはWHO EMT InitiativeのType2認証を受けており、リハビリテーションの提供が求められるチームとなっています。理学療法士・作業療法士で関心のある方、仲間が増えるとうれしく思います。
2014年3月1日土曜日
2014年2月19日水曜日
JICA国際協力出前講座
JICAからの依頼で出前講座を行ったり(出前講座については「JICA伝え方講座」の記事を参照)、自らのオファーによる講演を昨年の11月から計5回行ってきました。対象は高校生および理学療法学生です。今日は、先日、講演に行った高校から生徒たちが書いた感想文が送られてきました。
その高校での講演は、私の中で、「きちんと伝わったかなぁ?」「興味がわく内容ではなかったかもなぁ?」「退屈だったかなぁ?」など、非常に不安と失敗感がありました。講演に行った意味が本当にあったのかという疑問、人前で話すことの難しさという課題、予想外の生徒の反応などで打ちひしがれていました。
しかし、生徒たちからの感想文を読んで、「行って良かった!」と思いました。伝えたかった事が伝わっていたと感想文から読み取れました。以下にいくつか抜粋します。
・自分は恵まれた環境なので勉強しようと思いました。
・しっかり勉強して、ちゃんと夢を叶える。
・話を聞けて考えが変わりました。
・今回の講演を聞いて、自分の世界が広くなった気がします。
・たくさんの人の役に立つ仕事の就きたいです。
・人を笑顔にさせられる仕事につきたいと思いました。
・英語と勉強して発展途上国を助けたいと思います。
・物をもっと大切にしないといけないと思いました。
・青年海外協力隊になりたいです。
・聞いただけではまだまだ分からないことだらけなので、自分の目でみて体験したいです。
・青年海外協力隊の人はいろいろな技術を持っていて、それを外国の人に伝えているのが凄いと思いました。
・専門の技術を持っていれば人の役に立つことができる。
出前講座をきっかけに、素行が良くなかった生徒が急に「勉強したい」と言い出した、という話を別の高校の先生からお聞きしたことがあり、私も生徒の心に響く何かを講演で残したいと思っていました。しかし、私にはそんな魅力ある経験や、伝える能力は持ち合わせていない、と少し自信をなくしていた所だったので、生徒たちの素直で前向きな感想文を読み、嬉しくなって涙ぐんでしまいました。
こういう活動、これからも積極的に行っていきたいと思います。そして、これからの日本を未来を担う若い人たち(私も若いですが)に、もっと勉強するきっかけを与え、勉強した事を人の役に立てるためのキャリアプランを立ててもらい、感謝される人になってもらいたいと願います。
その高校での講演は、私の中で、「きちんと伝わったかなぁ?」「興味がわく内容ではなかったかもなぁ?」「退屈だったかなぁ?」など、非常に不安と失敗感がありました。講演に行った意味が本当にあったのかという疑問、人前で話すことの難しさという課題、予想外の生徒の反応などで打ちひしがれていました。
しかし、生徒たちからの感想文を読んで、「行って良かった!」と思いました。伝えたかった事が伝わっていたと感想文から読み取れました。以下にいくつか抜粋します。
・自分は恵まれた環境なので勉強しようと思いました。
・しっかり勉強して、ちゃんと夢を叶える。
・話を聞けて考えが変わりました。
・今回の講演を聞いて、自分の世界が広くなった気がします。
・たくさんの人の役に立つ仕事の就きたいです。
・人を笑顔にさせられる仕事につきたいと思いました。
・英語と勉強して発展途上国を助けたいと思います。
・物をもっと大切にしないといけないと思いました。
・青年海外協力隊になりたいです。
・聞いただけではまだまだ分からないことだらけなので、自分の目でみて体験したいです。
・青年海外協力隊の人はいろいろな技術を持っていて、それを外国の人に伝えているのが凄いと思いました。
・専門の技術を持っていれば人の役に立つことができる。
出前講座をきっかけに、素行が良くなかった生徒が急に「勉強したい」と言い出した、という話を別の高校の先生からお聞きしたことがあり、私も生徒の心に響く何かを講演で残したいと思っていました。しかし、私にはそんな魅力ある経験や、伝える能力は持ち合わせていない、と少し自信をなくしていた所だったので、生徒たちの素直で前向きな感想文を読み、嬉しくなって涙ぐんでしまいました。
こういう活動、これからも積極的に行っていきたいと思います。そして、これからの日本を未来を担う若い人たち(私も若いですが)に、もっと勉強するきっかけを与え、勉強した事を人の役に立てるためのキャリアプランを立ててもらい、感謝される人になってもらいたいと願います。
2014年2月11日火曜日
2013年度JOCVリハネットセミナー(京都)
先日、京都にある佛教大学において、JOCVリハビリテーションネットワーク(以下、リハネット)のセミナーが開催されました。災害支援や災害ボランティアに関わった方の実践的な内容や、今まさに起きている現場の生の情報の報告があったり、JICA専門家(以下、専門家)としてミャンマーで人材育成をされた方の話など、非常に高度で内容の濃いセミナーでした。私は仕事の関係で少し遅れての参加でしたが、たくさん学ばせて頂きました。さらに帰国報告という形で発表までさせていただき、大変ありがたかったです。
まず、災害支援・ボランティアに関しては、新しい知識をたくさん知ることができました。その一つがCSCA-TTTというものです。(参照:Major Incident Medical Management and Support)
C: Command and Control 指揮と連携
S: Safety 安全
C: Communication 情報伝達
A: Assessment 評価
T: Triage トリアージ
T: Treatment 治療
T: Transport 搬送
どうしても、医療の分野の災害支援・緊急援助となると後者TTT(トリアージして治療を施し、搬送する)に目が行きがちになりますが、しかし、それらは前者のCSCAができていることが前提である、という事を学びました。言われてみれば当たり前なのかもしれませんが、CSCA、つまりmedical managementに支えられてTTTができるのだと再認識しておくことは非常に重要だと感じました。そして、この当たり前のように聞こえるCSCAが非常に難しいtechnicalでpoliticalな仕事であることが分かりました。
managementに関して静岡県が開発したHUG(避難所運営ゲーム)が紹介されました。短時間に殺到する避難者をどのように誘導・配置するか、という避難所の運営を模擬的に体験するゲームだそうです。
また、リハネットが継続して行っている東日本大震災の被災者に対する援助で、「自立を目指さない支援」という形があるのではないか、という新たな気づきを共有させてもらいました。私は被災地でのボランティアなどを経験していないので、なるほど、とは思いながらもピンと来ないのが現状です。いつかリハネットを通じて東北でのボランティアに関われたらいいなぁ、と思います。
そして、専門家の方のミャンマーでのプロジェクトに関しては、「専門家だなぁ!!」という感想です。(JICA技術協力専門家について) ミャンマーでは理学療法士協会が設立されたそうです。あの時の(当ブログ「ミャンマー」の記事参照)PTさんたちが今、きっとミャンマーの理学療法界を引っ張っていっているんだろうなぁ、と思うと見に行きたい気持ちになります。
「専門家だなぁ!!」と感じたのは、やはり目標(上位目標、下位目標)をきちんと立て、そのためには何が必要で、何を実施して、成果をどの指標で測るか、など、細かくきちんとされており、それをしっかり実行されている所です。私が参加した青年海外協力隊も同様に、きちんと計画を立てて活動をするわけですが、「技術協力」の枠組みで派遣される専門家と違い、「市民参加」の枠組みで派遣されるので、正直なところ、成果を口うるさく要求されないのです。だからと言って、成果を出さなくていいわけではないのですが、専門家として選ばれて行くような優秀な人材ではない、というのが青年海外協力隊の実情です。
興味深かったのは、現地スタッフを教育し、教育を受けた現地スタッフが指導者となって、現地スタッフを教えていく仕組みです。これは、私もドミニカ共和国での活動の後半に行きついた方法で、専門家の方が同じ方法で研修をしているのを知って、嬉しくなりました。ただ、やはり専門家の方はすごいです。日本人専門家が現地スタッフを研修した場合の研修効果と、指導者となった現地スタッフが現地スタッフを研修した場合の研修効果を、研修前後の筆記試験の点数で比較し、差がないことを確認している点が、感動しましたし、今後の参考にしたいと思いました。
最後に私を含めた2名の活動報告でした。私はこれまでの発表や報告のようなレベルの高いことはしていませんが、これまでの青年海外協力隊とは違うことをしてきた、と思っているので、その点を報告させていただきました。日本にしかできない技術協力、ということで日本の技術を教えることの重要性と現地の期待度について、AKA博田法を例に報告しました。私は博田法を例に挙げましたが、日本の技術であればなんでもいいと思っています。
短期派遣を2度経験されたOTの方の発表も非常に勉強になりました。「治療者として譲れない所」を心の軸に持っていて、プロだなぁ、と感じました。また、やるべき点をチェックリストにして作成し、現地スタッフがどれだけチェックできるか、とさせてみると全然チェックできなかったが、活動後、チェックできるようになった、というのは、成長を目に見える形にしており非常にいい方法だなぁと思い、これもどこかで活用させてもらおうと思いました。
国際協力の経験が豊富な方の集まりの中で、これまでのどんなセミナーよりも得るものが大きかったと感じます。またそんな集まりの中で報告させてもらい、心臓が飛び出るくらい緊張しました。
今後のリハネットのますますの発展に、私も微力ながら協力していきたいと思います。関係者の皆様、ありがとうございました。
まず、災害支援・ボランティアに関しては、新しい知識をたくさん知ることができました。その一つがCSCA-TTTというものです。(参照:Major Incident Medical Management and Support)
C: Command and Control 指揮と連携
S: Safety 安全
C: Communication 情報伝達
A: Assessment 評価
T: Triage トリアージ
T: Treatment 治療
T: Transport 搬送
どうしても、医療の分野の災害支援・緊急援助となると後者TTT(トリアージして治療を施し、搬送する)に目が行きがちになりますが、しかし、それらは前者のCSCAができていることが前提である、という事を学びました。言われてみれば当たり前なのかもしれませんが、CSCA、つまりmedical managementに支えられてTTTができるのだと再認識しておくことは非常に重要だと感じました。そして、この当たり前のように聞こえるCSCAが非常に難しいtechnicalでpoliticalな仕事であることが分かりました。
managementに関して静岡県が開発したHUG(避難所運営ゲーム)が紹介されました。短時間に殺到する避難者をどのように誘導・配置するか、という避難所の運営を模擬的に体験するゲームだそうです。
また、リハネットが継続して行っている東日本大震災の被災者に対する援助で、「自立を目指さない支援」という形があるのではないか、という新たな気づきを共有させてもらいました。私は被災地でのボランティアなどを経験していないので、なるほど、とは思いながらもピンと来ないのが現状です。いつかリハネットを通じて東北でのボランティアに関われたらいいなぁ、と思います。
そして、専門家の方のミャンマーでのプロジェクトに関しては、「専門家だなぁ!!」という感想です。(JICA技術協力専門家について) ミャンマーでは理学療法士協会が設立されたそうです。あの時の(当ブログ「ミャンマー」の記事参照)PTさんたちが今、きっとミャンマーの理学療法界を引っ張っていっているんだろうなぁ、と思うと見に行きたい気持ちになります。
「専門家だなぁ!!」と感じたのは、やはり目標(上位目標、下位目標)をきちんと立て、そのためには何が必要で、何を実施して、成果をどの指標で測るか、など、細かくきちんとされており、それをしっかり実行されている所です。私が参加した青年海外協力隊も同様に、きちんと計画を立てて活動をするわけですが、「技術協力」の枠組みで派遣される専門家と違い、「市民参加」の枠組みで派遣されるので、正直なところ、成果を口うるさく要求されないのです。だからと言って、成果を出さなくていいわけではないのですが、専門家として選ばれて行くような優秀な人材ではない、というのが青年海外協力隊の実情です。
興味深かったのは、現地スタッフを教育し、教育を受けた現地スタッフが指導者となって、現地スタッフを教えていく仕組みです。これは、私もドミニカ共和国での活動の後半に行きついた方法で、専門家の方が同じ方法で研修をしているのを知って、嬉しくなりました。ただ、やはり専門家の方はすごいです。日本人専門家が現地スタッフを研修した場合の研修効果と、指導者となった現地スタッフが現地スタッフを研修した場合の研修効果を、研修前後の筆記試験の点数で比較し、差がないことを確認している点が、感動しましたし、今後の参考にしたいと思いました。
最後に私を含めた2名の活動報告でした。私はこれまでの発表や報告のようなレベルの高いことはしていませんが、これまでの青年海外協力隊とは違うことをしてきた、と思っているので、その点を報告させていただきました。日本にしかできない技術協力、ということで日本の技術を教えることの重要性と現地の期待度について、AKA博田法を例に報告しました。私は博田法を例に挙げましたが、日本の技術であればなんでもいいと思っています。
短期派遣を2度経験されたOTの方の発表も非常に勉強になりました。「治療者として譲れない所」を心の軸に持っていて、プロだなぁ、と感じました。また、やるべき点をチェックリストにして作成し、現地スタッフがどれだけチェックできるか、とさせてみると全然チェックできなかったが、活動後、チェックできるようになった、というのは、成長を目に見える形にしており非常にいい方法だなぁと思い、これもどこかで活用させてもらおうと思いました。
国際協力の経験が豊富な方の集まりの中で、これまでのどんなセミナーよりも得るものが大きかったと感じます。またそんな集まりの中で報告させてもらい、心臓が飛び出るくらい緊張しました。
今後のリハネットのますますの発展に、私も微力ながら協力していきたいと思います。関係者の皆様、ありがとうございました。
2014年1月3日金曜日
2014年の目標
あけましておめでとうございます。
昨年も多くの方に当ブログを読んでいただき、大変うれしく思っております。今年も有意義な情報をみなさんに提供できるように頑張ろうと思います。
さて、今年の私の目標は
1、理学療法士としてさらなる飛躍
1-1:関節運動学的アプローチ博田法 認定療法士試験の合格
1-2:後進の育成(教育技術の向上)
2、国際協力に関わり続ける
2-1:JICA国際協力出前講座の協力
2-2:JICAボランティアOB・OG会へ積極的に参加
2-3:JICAボランティアを広く知ってもらい、応募してもらう
3、語学の上達
3-1:英語の勉強をやり直す
3-2:スペイン語を忘れないように勉強を続ける
3-3:英検の面接委員になる
3-4:医療通訳の講座を受ける
4、ダイビングの上達
4-1:ダイブコントロールスペシャリストになる
4-2:障害者ダイビングの知識と技術を身につける
です。
今年は、理学療法士としても大いに成長したいと思っていますし、若い人(中高生やPTの学生)に国際協力という道を知ってもらう活動に力を入れたいと思っています。また、ずっと続けていた英語の勉強と、ドミニカ共和国で身につけたスペイン語をさらに上達させ、時間とお金が許せば、医療通訳者養成コースに入りたいなぁと考えています。さらに、これも時間とお金が許せばの話になりますが、障害者ダイビングに関して、専門的に学びたいとも思っています。
あれもこれも、となると体がいくつあっても足りない(いや、やる気があれば、私ならやれる?)かもしれませんが、優先順位をつけながら、一つひとつ達成していきます。
というわけで、今年もどうか応援と、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
昨年も多くの方に当ブログを読んでいただき、大変うれしく思っております。今年も有意義な情報をみなさんに提供できるように頑張ろうと思います。
さて、今年の私の目標は
1、理学療法士としてさらなる飛躍
1-1:関節運動学的アプローチ博田法 認定療法士試験の合格
1-2:後進の育成(教育技術の向上)
2、国際協力に関わり続ける
2-1:JICA国際協力出前講座の協力
2-2:JICAボランティアOB・OG会へ積極的に参加
2-3:JICAボランティアを広く知ってもらい、応募してもらう
3、語学の上達
3-1:英語の勉強をやり直す
3-2:スペイン語を忘れないように勉強を続ける
3-3:英検の面接委員になる
3-4:医療通訳の講座を受ける
4、ダイビングの上達
4-1:ダイブコントロールスペシャリストになる
4-2:障害者ダイビングの知識と技術を身につける
です。
今年は、理学療法士としても大いに成長したいと思っていますし、若い人(中高生やPTの学生)に国際協力という道を知ってもらう活動に力を入れたいと思っています。また、ずっと続けていた英語の勉強と、ドミニカ共和国で身につけたスペイン語をさらに上達させ、時間とお金が許せば、医療通訳者養成コースに入りたいなぁと考えています。さらに、これも時間とお金が許せばの話になりますが、障害者ダイビングに関して、専門的に学びたいとも思っています。
あれもこれも、となると体がいくつあっても足りない(いや、やる気があれば、私ならやれる?)かもしれませんが、優先順位をつけながら、一つひとつ達成していきます。
というわけで、今年もどうか応援と、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
2013年12月8日日曜日
青年海外協力隊に医師!?
年二回募集が行われる青年海外協力隊(以下、JOCV)ですが、今回の秋募集で医師の要請が出ているのを見つけました。医師の要請は非常に稀で、要請を出したとしても応募する人はいつもいないのが現状です。今回の募集にも誰一人応募していないようですので、医師のJOCVは今回も生まれなさそうです。
JOCVは国際協力への市民参加という枠組みで、自らの経験や能力を途上国の人々のために活かしたい、と望む人材を必要とされている国・地域に派遣する事業です。派遣されてから、どのような活動を行うのかは、比較的、派遣された本人に任されているところが大きく、自ら現地で生活しながら問題点を見つけて、その解決策を探っていきます。
しかし、自由度が高いからと言って、なんでも許されるわけではないのが、医療系職種です。日本で取得した免許も、海外ではほとんど無効で、医療行為を行うには特別に現地政府に許可を得る必要があります。そのため医療行為はJOCVには禁止されているのが現状です。
医師は診断・治療という医療行為を行うことを業としているので、医師がJOCVとして派遣される、というのには非常に違和感があります。要請内容を見ると、リハビリテーション病院の医師への教育がメインになっています。具体的にどのような教育が、現地のリハビリテーション科医師に必要なのか、考えてた上での要請かどうかは疑問ですが、最終的には機能的予後を見極めて、必要な治療を処方できる医師を育てたいようです。
はたして、それができる医師が日本にいるでしょうか? それもJICAのホームページを見て、自らこの要請を見つけだしたり、事前に語学試験を自分で申し込んで受けたり、たくさんの書類を書いたりして応募する暇のある医者が日本にいるでしょうか? そして、20歳くらいの新卒の何も経験も資格もない人たちとも同等の待遇で二年間も途上国で生活できる医師がいるでしょうか?
PTさんやOTさんなら分かると思いますが、いろいろな診療科がある中でリハビリテーション科を選んだ医師というのは、いろいろは事情を抱えていることが多いです。非常に優秀な医師がいるのも確かですが、大多数の医師は理学療法や作業療法をきちんと知っていないでしょう。
そもそもPTやOTでさえ、自分が何をやればいいのか分からなくなっている時代です。医師を途上国に派遣することが、問題解決になるとは到底思えない、というのが私の意見です。要請内容に問題点として「処方の仕方が医師によって統一されていない」、「個々の患者に合った内容ではない」、「患者評価ができない」、「漫然とリハビリを続けている」などと書かれていますが、同じ問題を抱えた日本から医師を送っても、改善のためのノウハウがないのですから、妥当な要請とは考えづらいです。
これが皮肉にも私が活動していたドミニカ共和国からの要請であり、私がもし活動中だったら断固反対しただろうと思います。もちろんいろいろ熟考した結果の要請ではあるのでしょうが、関係者にも「分かってるんだよ、そんなこと」と思うもしれませんが、この記事を読んでいただきたいと思います。
JOCVは国際協力への市民参加という枠組みで、自らの経験や能力を途上国の人々のために活かしたい、と望む人材を必要とされている国・地域に派遣する事業です。派遣されてから、どのような活動を行うのかは、比較的、派遣された本人に任されているところが大きく、自ら現地で生活しながら問題点を見つけて、その解決策を探っていきます。
しかし、自由度が高いからと言って、なんでも許されるわけではないのが、医療系職種です。日本で取得した免許も、海外ではほとんど無効で、医療行為を行うには特別に現地政府に許可を得る必要があります。そのため医療行為はJOCVには禁止されているのが現状です。
医師は診断・治療という医療行為を行うことを業としているので、医師がJOCVとして派遣される、というのには非常に違和感があります。要請内容を見ると、リハビリテーション病院の医師への教育がメインになっています。具体的にどのような教育が、現地のリハビリテーション科医師に必要なのか、考えてた上での要請かどうかは疑問ですが、最終的には機能的予後を見極めて、必要な治療を処方できる医師を育てたいようです。
はたして、それができる医師が日本にいるでしょうか? それもJICAのホームページを見て、自らこの要請を見つけだしたり、事前に語学試験を自分で申し込んで受けたり、たくさんの書類を書いたりして応募する暇のある医者が日本にいるでしょうか? そして、20歳くらいの新卒の何も経験も資格もない人たちとも同等の待遇で二年間も途上国で生活できる医師がいるでしょうか?
PTさんやOTさんなら分かると思いますが、いろいろな診療科がある中でリハビリテーション科を選んだ医師というのは、いろいろは事情を抱えていることが多いです。非常に優秀な医師がいるのも確かですが、大多数の医師は理学療法や作業療法をきちんと知っていないでしょう。
そもそもPTやOTでさえ、自分が何をやればいいのか分からなくなっている時代です。医師を途上国に派遣することが、問題解決になるとは到底思えない、というのが私の意見です。要請内容に問題点として「処方の仕方が医師によって統一されていない」、「個々の患者に合った内容ではない」、「患者評価ができない」、「漫然とリハビリを続けている」などと書かれていますが、同じ問題を抱えた日本から医師を送っても、改善のためのノウハウがないのですから、妥当な要請とは考えづらいです。
これが皮肉にも私が活動していたドミニカ共和国からの要請であり、私がもし活動中だったら断固反対しただろうと思います。もちろんいろいろ熟考した結果の要請ではあるのでしょうが、関係者にも「分かってるんだよ、そんなこと」と思うもしれませんが、この記事を読んでいただきたいと思います。
2013年10月20日日曜日
JICA伝え方講座
![]() |
| この絵から何を読み取るか? |
この出前講座は、関西で年間253件、小学校から大学・大学院までの教育現場や、市民講座などで行われています。私たち元JICAボランティアが、開発途上国での経験を通して、問題意識を持ってもらったり、本当に必要な援助とは何かを考えてもらったりする機会を与えるお手伝いをします。
しかし、私は教育のプロでもなければ、話のプロでもありません。単に話をしただけでは、内容なんてすぐに忘れられてしまいます。写真などの視覚教材を使って印象に残ったとしても「ふ~ん」で終わってしまいます。対象者と同じ立場で「共に学ぶ」という意識で、一緒に考え、意見を出し合って、開発問題と自分自身との関係を探る参加型学習を通して、対象者に何かを得てもらいたいと私は願っています。
そこで、先日、帰国したボランティアを対象にした「伝え方講座」に参加するため、JICA関西を訪れました。講師は平成3年度1次隊でネパール、理数科教師として派遣されていた大槻一彦氏でした。講座のなかで多くの、伝え方のヒントを得て帰ってくることができました。
大事だと感じたことは「1時間で伝えられる内容は一つ」、たくさん伝えようとすると失敗する、ということでした。使う写真も少ない方がいい、その方が1枚の写真から読み取ろうとする割合が大きくなる、ということも忘れてはいけないと思いました。なぜなら、ボランティア経験者は派遣された国で非常に多くの衝撃的な体験や興味深い経験をしています。また写真も何百枚もしくは千枚を超えるくらい撮っていて、見せたいシーンがたくさんあり、ついつい、あれもこれも話したり見せたりしたくなるからです。よって、テーマを絞って、講座の構成を考えないといけません。
聞いたことは
忘れる
見たものは
覚える
したことは
分かる
発見したことは
できる
というのは開発教育の分野では、有名な言葉だそうです。三角形の内角の和が180°であることを小学生に教えるときのことを例にすると
「三角形の内角を全て足すと、180°になるんですよ。」と言葉で教えても、忘れてしまいます。
そこで、先生が前で、3つの角を切り離して、繋げて見せると直線になることを示して教えると、覚えてくれます。
しかし、実際にそれを生徒にさせる方が、理解させることができます。生徒に3つの角を繋げさせて「180°になりましたね」と教えるのです。
「180°になりましたね」と言わずに「どうなりましたか?」と生徒に発見させると、より良い、ということです。
出前講座では、対象者の方に「発見」をしてもらいたいです。たくさんの発見ではなく、一つの大きな発見をしてらもいたいです。そのために、今回のような伝え方の講座や、参加型ワークショップの組み立て方のセミナーなどに積極的にこれからも参加したいと思います。
自分が生きた教材となれるように、自分の経験を伝えていく活動のスタート地点に立った気持ちです。
2013年9月18日水曜日
国際協力という道しるべ
養成校で青年海外協力隊の募集ポスターを貼っていただくので、それを見るのは学生か教員、もしくは外来講師になります。学生は資格も臨床経験がないので、直接応募者が増えることには貢献できないですが、将来の青年海外協力隊につながれば、と思い、ポスターを託しました。
しかし、ポスターを貼るだけでは不十分です。目にはつくかもしれませんが、意識には登らないでしょうし、興味をもった人がいたとしても、ポスターを見ただけでは具体的にどういったものなのか分からないでしょう。学生に「理学療法士には国際協力という道がある」、ということを知ってもらうため経験者が話しをする機会がないとポスター掲示も無駄になってしまいます。今日、来られた教員の先生には、ぜひそのような機会を設けていただけるようにお願いもしました。いつでも話ができるように準備しておきたいと思います。
http://www.jica.go.jp/volunteer/
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