理学療法士→青年海外協力隊→日本で臨床をしながら緊急援助について学ぶ(現在)→大学院?→国際協力をライフワークに
2011年3月11日より発生しました東日本大震災において、犠牲になられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。 また被災された方々に対しましては、お見舞い申し上げるとともに、一日でも早くの復興を応援・支援させていただきます。
2016年4月16日より発生しております熊本地震において、亡くなられた方に心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

<祝>当ブログの読者Y.Kさんが青年海外協力隊(24-1 モンゴル)に合格した、という非常に嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>当ブログの読者で青年海外協力隊を目指すMIDORIさんが理学療法士国家試験に合格した、というおめでたい知らせを受けました。もう同じ臨床家です。お互い頑張りましょう。
<祝>当ブログの読者KENJIさんが青年海外協力隊(25-2 タイ)に合格した、というまたまた嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>募集説明会で体験談をお話させて頂いた方2名も青年海外協力隊(モザンビーク、ベトナム)に合格したと再会時に報告がありました。おめでとうございます。
<祝>2013年JOCVリハネットセミナーで私の活動報告を聞いてくださったA.Kさんも青年海外協力隊に合格されました。おめでとうございます。
<祝>国際緊急援助隊に当ブログを見て興味を持って頂いたOTさん、青年海外協力隊説明会でお会いしていたOTさん、フェイスブックで私を見つけて質問して頂いたPTさんが仲間入りしました。みなさん青年海外協力隊経験者でした。

青年海外協力隊  体験談&説明会
  *当ブログの作者(ドミニカ共和国、理学療法士)は今回の春募集では体験談を話に行くことができませんが、興味をお持ちの方はぜひお越しください。私に質問がある場合は、関連する記事のコメント欄に質問いただければ、回答いたします。

国際緊急援助隊(JDR)医療チームへの参加に関心のある方へ
  *JDR医療チームはWHO EMT InitiativeのType2認証を受けており、リハビリテーションの提供が求められるチームとなっています。理学療法士・作業療法士で関心のある方、仲間が増えるとうれしく思います。

2010年8月31日火曜日

キャンプ

 思いのほか、プライベートでもオフィシャルでも忙しい日々を過ごしていました。普段、仕事では絶対に周りに「忙しい」や「しんどい」という言葉を使わないようにしているのですが、今月は非常に忙しかったです。ただ、しんどい忙しさではなく、充実した良い意味での忙しさでした。
 そして、そんな疲れも吹き飛ばす、8月最後のイベントは、専門学校時代の同期と、元教官の先生方との定例行事、サマーキャンプでした。毎年いろいろな所に行きます。今年は和歌山県の龍神へ、温泉&BBQをしに行きました。BBQは夜7時頃から始めて、深夜2時くらいまで続きました。しかし、これでも終了時間が短くなってきた方で、最初は朝方4~5時くらいまで、ちょびちょび肉を焼いてたものでした。年々、みんなの就寝時間が早くなっています。これが年を取る、という事なんだな、と最近感じるようになってきました。笑 ある友人は、「肉より魚」と言うようになってきました。私も同意見です。
 この夏のキャンプももしかしたら来年、参加できないかもしれません。来年の幹事さんは、派遣前訓練が終わってから、派遣までの期間に開催できそうならオーガナイズしてくれるそうです。もし参加できたら非常に幸せです。

2010年8月22日日曜日

合格報告

 今日はAKA医学会理学・作業療法士会が主催する研修会に参加してきました。指導者の先生方は、公私ともにお世話になっている先生方で、今日はドミニカ共和国への派遣について報告してきました。まずは、卒業したPT養成校の同窓会顧問(前会長)のTT先生。そして、退役された前顧問のN先生。PT養成校時代の担任のI先生。臨床実習でお世話になったTH先生。さらに研修会に参加されていた数々の先生方に報告させていただきました。(書き出して見ると、なんと知り合いの多い研修会なんでしょう。笑)
 前々からJOCVを受験することは言っていたので、合格した事に対してお祝いのお言葉を頂戴しました。そして皆の次の言葉は、やはり「どこにあるの?」でした。私も初めて聞いたときは場所がさっぱり分かりませんでした。そして「どういう事をするの?」と聞かれます。これは語り慣れました。笑
 で、そろそろ職場の直属の上司に、受験したこと、合格したこと、退職を希望すること、を伝えないといけません。現在の職場が初めての職場で、退職初体験の私は、退職の仕方が分からず、いろいろ調べました。今はネットで何でも調べることができます。私の部署には、理学療法士のトップの先生と、その上に部長の医師がいます。大学なので部長は教授です。退職について話をするときに、どちらに先、話をしようか迷っていました。どっちでもいいか、なんて思っていました。・・・が、これには、きちんと社会のルールがあるようです。上司が何人かいる場合は、直属の上司に先に話を通すのが筋のようです。間を飛ばして、いっきに部長に行ってしまうと、直属の上司の面子に関わる、という理由のようです。そして、退職する日をきちんと話し合って決め、退職願にその日付を記すようです。ドラマのような、いきなり退職願を突き出して辞めるのはルール違反なようです(まぁ、常識的に考えても、こういう辞め方はありえませんが・・・笑)。
 退職に関しては早めに言っておいたほうが、いつかは言うことですし。明日、タイミングを見計らって、お時間をいただこうと思います。

2010年8月15日日曜日

ファシリテーター養成講座 2日目

 今朝は東京、ものすごく暑くて、重たい荷物を持って駅まで歩くと、それだけで止め処ない汗です。電車に乗ると、冷房が効いていて汗は引いてきますが、乗り換えが何度かあり、そのたびに汗だくです。車内と車外の温度差で体を壊さないように注意する必要があります。会場に到着した時はみんな汗だくでした。朝からこんな状況ですから、お昼休みに昼食を取りに外へ出た時は、皮膚が焦げるのではないか、と思うほどの熱射でした。
 さて、2日目の今日は、昨日の合意形成を実際にみんなでやってみたり、行動計画のデモと実践をしたり、と楽しく興味深い内容でした。行動計画も、やはりいくつかのステップを踏みます。このいくつかのステップはすでに習った焦点会話や合意形成の手法を応用します。練習では各ステップごとにファシリテーターを決めて、順番にみんながファシリテーターを経験していきました。私は、行動計画について話し合うためのテー
マや目的などを決めるためのファシリテーターになり、それを良いことに、個人的な事ですが、「PTが国際協力をするための行動計画」というテーマに無理やり(ファシリテーターとして良いのか!?)していただきました。笑 場所をドミニカ共和国、時期を23年7月~25年7月、と設定もリアルにさせていただき、皆さんの意見を頂戴いたしました。黄色い紙に書かれたものは、目標を達成するための行動を挙げたものです。目標は「現地の人々への理学療法教育」としまして、非常にたくさん書いていただきました。この2日間で最も意見が多くでたと思います。感謝感激でした。最も良い画質に設定をして写真を撮りました。これは今後の行動計画を立てる際にいつでも見返すことができるよう、パソコンのデスクトップの背景に設定しました。派遣前にするべき黄色い紙がたくさんあったので、これから派遣までの間に、やることがたくさんあります。これをモチベーションが頑張ります!

2010年8月14日土曜日

ファシリテーター養成講座 初日

 竹橋駅下車、この階段を上って徒歩2分のところに「国際協力のためのファシリテーター養成講座」の会場である「ちよだプラットフォームスクウェア」がありました。方向音痴の私(後述)でも迷わずたどり着くことができました。
 会場に入り、受付をされていた男の方は、なんとなく見覚えのある方でした。講座が始まる前の挨拶で、PT協会国際部のW先生だと分かりました。さらに、後で知ったのですが、JOCVの2次選考の際の面接官の一人でありました。だから見覚えがあったのです。先月、私をテストした先生です。笑 
 初日の今日は、焦点会話手法と、合意形成のデモまで行いました。焦点会話手法は、グループ内のみんなが参加して有意義な話し合いをするために用いられる手法で、会話の自然な流れで、横道にそれないように導いていく手法です。具体的な話は著作権の関係がありますので割愛しますが、なるほど、これは種々の場面で活用できそうです。合意形成は、対立する意見をも短時間で融合し、グループ内の意見をまとめ、共通のビジョンやゴールを持つことで、チームの責任感が生まれるよう、議事を前進させる方法です。これに関しては明日、実際にワークショップがあります。予習をしてくるように仰せつかりました。今から予習です。その後、体力に余裕があれば、ロゼッタストーンでスペイン語の勉強です。
 今日は、S君の家への帰り道、本当の最寄り駅から歩いてみることにしました。(昨日までは、少し遠くなるけど道順が単純な一つ先の駅からS君の家まで歩いていました。)本当の最寄り駅からは、一度、S君と一緒に歩いて帰ったことがありました。その記憶を頼りに慎重に歩いていくと、大きな道路に出ました。ここは歩道がなく、歩道橋を使わなければいけないので、いつもキャリーバッグを転がしている私には大変だろう、ということでS君も気を遣って一つ先の駅からの道を勧めてくれたのもあるでしょう。その道路に出た・・・と思いました。しかし、そこには歩道橋もありましたが、普通の歩道がありました。次の道路だったかな、と進んでいくと歩道橋がありませんでした。迷ったようでした。周辺地図を見つけ、現在地を確認してみると目的地の町の名前が見当たりません。交番の位置は確認できました。S君の家は諦めて、交番に向かうことにして、そこで道を尋ねました。非常に優しいお巡りさんで、詳しくランドマークを調べて教えてくれました。結局、いつも駅から15分の距離を、1時間強かけて歩きました。疲労困憊です。泣
 話は少し戻りますが、今日の講座は非常に面白く勉強になりました。しかし、それだけでなく、今日、一つの場所に国際協力を志す、または経験した、実践している先生方が多く集まっている、という事が非常にエキサイティングでした。講座終了後、いろいろな話を聞くことができました。当ブログをいつも見てくださっているY.K.さんとも出会うことができました。こういう関係、大事にしていきたい、と思います。

2010年8月13日金曜日

上京

 今日は、仕事は午前に切り上げて、東京行きの準備をゆっくりしようと休みを取っていたのに、激務で急遽、午後も働くことになりました。飛行機の時間に間に合うぎりぎりまで患者さんをみて、息つく間もなく移動です。さすがに飛行機は速いです。上空にいるのは40分程度です。ただ、東京についてからの移動が長かったです。モノレール、山手線、東武東上線、を乗り継いで、友人宅にたった今、到着しました。そして、すぐに冷凍庫にお土産の冷凍551を入れておきました。帰ったら召し上がれ~。(肝心の友人は今日から韓国にしばらく行っており、現在、私一人です)
 今日と明日、前々から楽しみにしていた「国際協力のためのファシリテーター養成講座」が東京であり、それに参加するための上京です。事前に主催者から来たメールによると、参加者は留学やJOCV経験者、および留学やJOCVを目指す人など、さまざまな経験や熱意をお持ちの面々のようです。主催者から、初日のプログラム終了後、近くの喫茶店で意見交換会をしましょう、と提案がありました。さすがファシリテーター養成講座の主催者だけあって、素晴らしいプロポーザルです!素敵な2日間になりそうです。

2010年8月11日水曜日

派遣先→ドミニカ共和国

 合格通知が本日、届きました。1次選考の時は薄い黄色の合格通知でしたが、2次選考では薄い赤色の紙で届きました。
 「貴殿は、先に実施した平成22年度春募集二次選考の結果、下記のとおり派遣予定者として二次合格となりましたので、お知らせいたします。
 との文面で、本当に合格したのだと確認できました。
 そこに書かれていた派遣先はドミニカ共和国でした。第2希望に挙げていた国です。これから語学勉強に着手しようと思います。またドミニカ共和国について、歴史的・民族的・宗教的なことも勉強しようと思います。
 送られてきた封筒は比較的重みがあり、読まなければいけないし、書かなければいけない書類がたくさんありました。が、今日は仕事が激務だったので派遣国の確認だけで、もう寝ようと思います。

2010年8月10日火曜日

合格発表

 今日は、平成22年度青年海外協力隊春募集の最終合格発表がありました。職種別受験番号一覧がJICAのホームページにアップされました。理学療法士の結果に関して報告すると、要請数14件に対して、応募者は14人でした。その内、1次選考に合格したのは12人で、みな2次選考に進みました。そして、その2次選考に合格したのは、私を含む11人でした。残りの一人は健康条件付きの登録、という結果です。なのである意味全員合格でした。
 これでやっとスタート地点に立った訳です。やっと「位置に付いて」の状態になったので、今日から出発の日までは「よーいドン」の「よーい」の段階です。希望した隊次は6月頃派遣の隊次なので、4月頃から派遣前研修が始まると思います。その前に補完研修が1ヶ月ほどあると思います。なので、6月まで「よーい」の状態ですが、自由に使える期間は来年の2月末くらいまでではないか、と思います。今の職場を退職するのもその時期でしょう。
 理学療法士の先輩が、「これから派遣までの時期をどう過ごすかが、すごく重要になってくる」という話を先ほど電話で教えていただきました。今後のキャリアプランを立てるにも、今、改めて考え直すいい時期だと思います。「よーい」の時期に、どれだけエネルギーを溜め込んでスタートダッシュを切ることができるか。これからどうしていきたいのか? そのためには何が必要なのか? これを考えていないと、次のステップに進むときに、慌てることになります。先手々々で動いていかなければいけません。なので、これから今考えていることを、文章にして書きながら考えていこうと思います。

2010年8月7日土曜日

Peer Education

 私の友人である、高校時代の一つ後輩が、mixiの日記でpeer educationについて書いていました。彼は2年目の中学校の英語教師です。1年目から学級担任をしたり、2年目には英語科主任(順番に回ってくる?)をやったり、期待・信頼されている若手教師のようです。生徒が夏休みの時は、研修に精力的に行っているそうで、今ではpeer education研修のmentorだと言います。(彼が行っている研修ではpeer educationではなく、peer supportと呼んでいる)
 peerとは、「同等の立場の人」という意味です。ピアと読みますが、このピアを教育することをpeer educationと言います。私がこの言葉や概念を初めて知ったのは、尊敬する山本敏晴先生の著『国際協力師になるために』を読んだときでした。教育を行うときに、教師が生徒にあれこれ言うよりも、あるリーダー的存在を見つけて、その生徒を教育し、その生徒から他の生徒に教わったことを伝え広げる、という手法です。教師が「差別はいけませんよ」と言うよりかは、「差別はいけない」と思った生徒が、その友達に「差別はアカンで」と言ってくれた方が伝わる、というものです。
 ただ、ピア同士、信頼し合っていなければ、「お前が何を偉そうなことを言ってるねん」となります。最初に教育する一人を誤ると上手くいかないと思います。学校教育の場合は、もちろん現場は学校です。学校では、このpeer educationをどう行っているのでしょうか?子供は好き嫌いがはっきりしているし、仲良しグループ、敵対グループなど、子供同士の組織図が非常に複雑なような気がします。国際協力の場合は、現場は途上国だったり、その町や、もっと小さな村かもしれません。もしかしたら、地域の学校へ行く可能性もあります。最も難しいのは、やはり子供を対象にした場合であるような気がします。大人が簡単だ、とは言いませんが、子供でできれば、大人でもできるような気がします。理学療法でも同じです。「小児疾患を見れれば、成人の疾患も見れる。しかし、成人の疾患をどれだけ分かっていても、小児への応用はできない。」これは、教育のプロである教師が最も力を発揮する分野なのだと思いました。私は教育のプロではありませんが、今持っている知識や技術を途上国の人たちに教育したい、と思っています。なので、peer educationに限らず、教育手法に非常に興味があります。勉強したいことがたくさんあります。

2010年8月6日金曜日

ロゼッタストーン

 親戚の子供が昔、2歳くらいのとき、「こんなは?」「こんなは?」を連発していました。鳥取弁で「これは何?」という意味です。何度も何度も繰り返し答えを聞いて、「これもボールと言うのか」や「これは風船と言うのか」など、状況や性質などを五感で感じ取りながら言葉を覚えていく。これは誰もがやってきた事です。
 一方で、大人になってから外国語の勉強をするときは、この五感をフル活用することはありません。外国語が母国語に翻訳されたものを暗記するのみだからです。これでも一生懸命勉強すれば外国語を習得することはできると思いますが、誰もができるものではなさそうです。
 私は、中学一年生の時に、アメリカにホームステイで1ヶ月間、滞在しました。英語は中学校での教育のみで、その当時、比較級や、不定詞の使い方などほとんど知らずに、「ハロー。マイネームイズ…」くらいしか話せないレベルでした。他にも10人ほど、一緒に行って、別々の家庭にお世話になったのですが、他のみんなは高校生でした。一人、会話に最初は全く付いていけず、不安になりました。しかし、ホストファミリーが非常に良い人たちで、たくさん話しかけてくれましたし、たくさん質問に答えてくれました。「ワッツディス?」を何回言ったことでしょう。gorgeous(ゴージャス)という単語の意味を聞いたときに、美人でスタイル抜群のホストマザーは「私のことよ」と教えてくれた場面は、今でも鮮明に覚えています。文法の知識がほとんどない状態で行き、帰るときには比較級や不定詞はかなり使いこなしていました。日本に帰ってきて、学校でこれらの文法を教わったとき、理屈ではなく感覚で使っていた言葉が、正しいものだったと分かり感動しました。日本の外国語教育はダメだ、と思った瞬間でした。
 なので、私は南高校に進学し、非常に満足できる教育を受けることができました。英語で英語を学ぶことの重要性。翻訳するのではなく、五感で感じ取ることの必要性。これをきちんと認識し、教育の場で実践している南高校はすごく恵まれています。入学してみないと、この辺りのことは分かりませんが、入学した人は非常にラッキーなのだと思います。そして、英語教育だけではなく、南校魂というものを、これも理屈ではなく五感で感じ取ってもらいたい。
 ちなみに「こんなは?」で学ぶ外国語学習ソフトがあります。それがタイトルの「ロゼッタストーン」という商品。体験版を先日やってみましたが、みなさんもぜひ一度やってみてください。私はスペイン語をやってみました。検索すればすぐ見つかるはずです。

2010年8月4日水曜日

欲しいものリスト

 数ヶ月前から私のメインコンピューターの調子が非常に悪く、サブコンピューターがメインのようになっています。サブの方が昨年買ったばかりで元気なのです。メインは専門学校入学時に買ったものなので6年ほど使っていると思います。寿命でしょうか…。という訳で、今、メインのパソコンが欲しい、というか必要です。そして、他にもたくさん欲しいものがあります。

 1:パソコン
 前述の通り、サブ(ネットブックなんて言われている最小限の機能しか搭載されていない持ち運び便利なちっちゃいやつ)がメインを兼ねてしまっているので、あまり高度なことができません。先日の学会DVDも病院のパソコンを借りて作成しました。そもそもネットブックにはCD/DVDを入れる所がありません。外付けです。だから非常に今、不便なのです。
 買うならパナソニックのレッツノートです。頑丈で壊れにくく、キーボードに水をこぼしてしまってもコンピューターを傷つけない構造です。海外に持って行って、万が一、故障してしまうと修理に困ります。途上国ではなおさらだと思います。そういう理由です。
 2:外付けハードディスク
 写真撮影を趣味にするようになって、画像ファイルが増えました。最近のカメラは画質が良く、画像サイズも大きいので、たくさん写真を撮影すると保存に困ってきます。RAW撮影するとグンと容量を必要とします。コンピューター内臓のハードディスクに記録すると、処理速度などに影響しそうなので極力避けたい、という思いです。他に研修会や学会なので撮影した動画も保管しないといけません。そして、今持っている大量の本や資料のデジタル化もしたい、と考えています(後述)。
 3:スキャナー
 最近のスキャナーなかなり性能が良いようです。数十枚の書類を自動で次々に読み取ってPDF化してくれるのです。両面同時に取り込みもできるタイプだと、本をばらして(糊付けされている1辺を裁断機で切り落とすと簡単)スキャナーにセットするだけで、自動で1冊まるまるデジタル書籍になります。
 これは、札幌にいるとき、朝テレビで紹介されているのを見て知りました。海外で働くとなってもそうですし、引越しする時にも、今ある大量の本や資料は持ち運びに不便です。デジタル化できれば持ち運び簡単で便利になります。

 欲を出せばもっと欲しいものがたくさんありますが、至急欲しいものといえばこんなものです。ただ、年末のボーナスまではきっとお預けになります。パソコン→外付けハードディスク→スキャナーの順で買わないと何もできないので、まずパソコンです。ちなみに朝早くから、こうやって記事をアップしているときは病院のコンピューターを借りています。自宅にあるメインコンピューターの調子が悪いからです。

2010年8月1日日曜日

国際協力のためのファシリテーター養成講座

 8月に入りました。今月はいろいろイベントがあり忙しくなりそうです。「スケジュール」というページを新設し、右上にリンクがありますので、ご参照を。差し詰め重要なのは、10日のJOCV合格発表です。これにより今後の予定が大きく左右されます。当ブログの左コラムで、合格発表までのカウントダウンがされています。残り10日を切りました。 7月を振り返りますと、8月よりも濃い月になっていました。AKA医学会PT・OT会の学術集会。JOCV二次試験。札幌呼吸理学療法セミナー。実習生のスーパーバイザー。1週間の夏休みも取っていたので、数えてみると14日しか働いていなかったようです。つまり臨床以外で濃い1ヶ月間となった月でした。当サイトのアクセス数も徐々に増えてきておりまして、昨日は志しを同じくする理学療法士さんから、嬉しいコメントをいただきました。Y.K.さんありがとうございました。7月を良い気持ちで締めくくることができました。
 ではここで本題です。8月で楽しみなイベントとして日本理学療法士会主催の「国際協力のためのファシリテーター養成講座」があります。この講座が公表される少し前に、日本理学療法士協会が加盟する世界理学療法士連盟が、the World Health Professions Alliance(略してWHPA)のメンバーになった、という発表がありました。以下は世界理学療法士連盟が今年5月10日に発表した文章です。
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The World Confederation for Physical Therapy (WCPT) this week becomes a member of the World Health Professions Alliance (WHPA) – the international organisation representing health professions. Other members include the global bodies for nurses, physicians, dentists and pharmacists.

The WHPA is now the world’s largest and most powerful body for health professionals. Through its five constituent professional bodies (see list below), which now include WCPT, it represents more than 600 national member organisations, speaking for 26 million health professionals in more than 130 countries.

WCPT’s normal independent campaigning and collaborations will continue. But by also joining a global voice for health professionals, WCPT believes physical therapists will have more influence on campaigning issues, and will have new opportunities to inform initiatives that could benefit millions of patients and service users.

“Joining this coalition gives us the opportunity to work collaboratively with the world’s other health professions, while in no way compromising our independence,” says WCPT President Marilyn Moffat. “By pooling our resources and expertise, we are able to tackle global health issues more effectively and ensure that patients/clients and health care systems benefit.”

For WCPT, the WHPA provides another communication channel between the health professions and key bodies in global health, such as the World Health Organization. The WHPA is particularly concerned with:

· public health

· patient safety

· human rights in health

· regulation of the health professions and collaborative practice

· health human resources and workforce issues

· health care systems

· counterfeit medicines

The Alliance develops statements, fact sheets and advocacy tools on current health issues to influence policy and practice at global, national, and regional levels. It has brought together world health professions on several important initiatives in human rights, patient safety, tobacco control, health human resources and regulation of the health professions, and is currently running campaigns including:

  • the Positive Practice Environment campaign for health professionals, focusing on quality workplaces that attract and retain staff, improve patient satisfaction, safety and outcomes, and deliver cost-effective services
  • the Be Aware campaign to fight against counterfeit medical products

“The priorities and campaigns of WHPA are very much in tune with those of WCPT,” said Marilyn Moffat.

WHPA member organisations

The International Council of Nurses (ICN) – a federation of national nurses associations, representing the more than 13 million nurses working worldwide.

The International Pharmaceutical Federation (FIP) - the global federation of national organisations of pharmacists and pharmaceutical scientists representing more than two million pharmacists around the world.

The FDI World Dental Federation (FDI) - a federation of approximately 200 national dental associations and specialist groups representing more than one million dentists worldwide.

The World Medical Association (WMA) - the global federation of national medical associations from around the world, directly and indirectly representing the views of more than nine million physicians.

The World Confederation for Physical Therapy (WCPT) - the global voice for physical therapists/physiotherapists, with 101 national member organisations representing over 350,000 members of the profession.

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 つまり、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、に肩を並べて健康に関する専門家として理学療法士が発言権を持てるようになった、という事だと思います。私たち理学療法士はこれからもっと真面目に、真剣に知識や技術の研鑚をしていかなければいけません。こういう時代の流れですから、大阪の理学療法士ではなく、日本の理学療法士でもなく、世界の、いや地球の理学療法士である、という認識を持った理学療法士が増えていかなければいけない、と思います。世界に目を向けたとき、様々な問題で健康を脅かされている国があります。その問題を見つけて、解決していく過程で、ファシリテーターという存在が非常に大きいことを、先日受講した「PCM入門講座」で感じました。ファシリテーターが無能だと、話が一向に進まないですし、話し合っているグループ内が険悪なムードになったりもします。ですので、この「国際協力のためのファシリテーター養成講座」には即座に申し込みをした、という訳です。この講座で、ファシリテーターのしての知識や技術を学びたい、と思います。
 このWHPAのメンバーである医師、歯科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、5職種が世界の健康関連の議題について話し合うときに、理学療法士だけが蚊帳の外になってはいけないし、むしろ議論を引っ張っていくようなファシリテート能力を発揮できるようになればいいですね。