WCPTはCOVID-19に対する理学療法士による緊急対応についてまとめた報告書を公開しました。
この報告書では個人に対するリハビリテーションに焦点を置き、リハビリテーションを取り巻く幅広い医療システムについて考えようというものです。
この報告書は以下のような内容です:
・COVID-19患者に対する急性期理学療法の実施方法
・COVID-19回復者のリハビリテーション
・障害を有する人および体の弱い高齢者に対する緊急的なリハビリテーション
・これまで受けてきたケアが受けられなくなった短期的リハビリテーションニーズのある人について
・職場復帰について
・公衆衛生学的に制限を受けるリハビリテーション
・サービス提供方法
WCPTのEmma Stokes会長は「理学療法の実践方法は、COVID-19対応によって大きく変化しました。理学療法士は他部門と横断的に協働しリハビリテーションを実施することから、多職種チームの中で不可欠な存在です。
急性期サービスの需要が減少している中、我々はCOVID-19回復後の患者に対するリハビリテーションやそれ以外の幅広いリハビリテーションニーズに応えるための準備をしなければなりません。
リハビリテーションはしばしば見落とされ資金不足なことがありますが、今はかつてなかった程に重要や役割が課されています。経済的にも厳しい今、人々が自立した生活を営み、社会やコミュニティに貢献できるようするために、リハビリテーションを医療サービスの要として推進していくべきです。必要とされるリハビリテーションを皆が受けられるようにすることが回復への手助けになります。
理学療法士はリハビリテーションを実施するだけでなく、費用対効果に優れた革新的なリハビリテーション戦略を考案し実施することもできるでしょう。」と述べています。
この報告書はWCPTがCOVID-19関連で発行を予定している第2のものです。次の報告書ではCOVID-19が脆弱な医療システムやコミュニティに与えた影響について書かれる予定です。
関連資料(英語)
・COVID-19に関するWCPT報告書(その2):リハビリテーションおよび理学療法の役割
・COVID-19に関するWCPT報告書(その1):卒後教育に与えた影響と卒前教育実施方法
原文:https://www.wcpt.org/news/WCPT-briefing-paper-focuses-on-rehabilitation-and-the-vital-role-of-physiotherapy
青年海外協力隊(2011年~2013年、ドミニカ共和国)、国際緊急援助隊(2019年4月、モザンビーク)で理学療法士として活動しました。 一理学療法士が世界を舞台にできることとは何か?備えておく知識・技術は何か?青年海外協力隊のその後、緊急医療援助などを堅苦しく綴っています。 このブログを通して、同じ志を持つ人々、この道に進もうと考えている人々などと情報交換できればと考えています。よろしくお願いします。 また、世界理学療法連盟から配信されるニュースの翻訳も、当ブログで取り上げています。是非、ごらん下さい。
理学療法士→青年海外協力隊→日本で臨床をしながら緊急援助について学ぶ(現在)→大学院?→国際協力をライフワークに
2011年3月11日より発生しました東日本大震災において、犠牲になられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げます。 また被災された方々に対しましては、お見舞い申し上げるとともに、一日でも早くの復興を応援・支援させていただきます。
2016年4月16日より発生しております熊本地震において、亡くなられた方に心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
<祝>祝>当ブログの読者Y.Kさんが青年海外協力隊(24-1 モンゴル)に合格した、という非常に嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>祝>当ブログの読者で青年海外協力隊を目指すMIDORIさんが理学療法士国家試験に合格した、というおめでたい知らせを受けました。もう同じ臨床家です。お互い頑張りましょう。
<祝>祝>当ブログの読者KENJIさんが青年海外協力隊(25-2 タイ)に合格した、というまたまた嬉しい知らせを受けました。おめでとうございます。
<祝>祝>募集説明会で体験談をお話させて頂いた方2名も青年海外協力隊(モザンビーク、ベトナム)に合格したと再会時に報告がありました。おめでとうございます。
<祝>祝>2013年JOCVリハネットセミナーで私の活動報告を聞いてくださったA.Kさんも青年海外協力隊に合格されました。おめでとうございます。
<祝>祝>国際緊急援助隊に当ブログを見て興味を持って頂いたOTさん、青年海外協力隊説明会でお会いしていたOTさん、フェイスブックで私を見つけて質問して頂いたPTさんが仲間入りしました。みなさん青年海外協力隊経験者でした。
青年海外協力隊 体験談&説明会
*当ブログの作者(ドミニカ共和国、理学療法士)は今回の春募集では体験談を話に行くことができませんが、興味をお持ちの方はぜひお越しください。私に質問がある場合は、関連する記事のコメント欄に質問いただければ、回答いたします。
国際緊急援助隊(JDR)医療チームへの参加に関心のある方へ
*JDR医療チームはWHO EMT InitiativeのType2認証を受けており、リハビリテーションの提供が求められるチームとなっています。理学療法士・作業療法士で関心のある方、仲間が増えるとうれしく思います。
2020年5月20日水曜日
2020年4月9日木曜日
黄熱ワクチン接種 at 大阪市立総合医療センター
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| Yellow Card |
先日、大阪で黄熱ワクチンの接種を受けてきました。私が住む奈良では接種できず、一番近いところが大阪市立総合医療センターでした。予約制で、渡航先や渡航日程によって優先順位がつけら、優先度の高い人から順に予約ができます。私は1度「予約が取れませんでした」と断られ、今回2回目の申し込みで予約を取ることができました。
接種場所は大阪市立総合医療センターですが、申し込みは大阪検疫所に電話して行います。黄熱ワクチン接種を希望していることを電話で伝えると、渡航先や日程、他に希望するワクチンなどを聞かれます。そして後日、予約が取れたか取れなかったか電話で連絡が来ます。予約が取れなかったら、また次回の受付期間に電話で申し込みます。
予約が取れた場合は、そのまま電話口で「10分ほどお時間大丈夫ですか」となります。名前を漢字とローマ字でどう表記するかや、生年月日、住所、国籍、病歴、服薬状況、当日の持ち物、集合時間などの話があります。
支払いは収入印紙で行いますので事前に購入しておきます。私は郵便局で購入しましたが、小さな郵便局では10円単位での印紙の取り扱いがない場合がありますので、事前に電話で問い合わせてから行った方がいいと思います。
当日、総合受付で診察券が発行され、2階のセミナールームに案内されます。問診票や申込票を書いて、収入印紙を提出します。その後、接種担当の医師がワクチン接種に関する一般的な説明を行い、黄熱だけでなく、各種感染症に関する注意喚起を行います。そして、いよいよ接種です。私が接種を受けたときは他に7名ほどの渡航予定者が接種に来ていました。
接種は診察室で行われます。医師に「あなたは渡航先未定の方でしたね。どうして受けられるのですか?」と聞かれました。国際緊急援助隊に登録しているためであることを伝えると「JDR?じゃあ警察の方?」と聞かれました。医療チームで理学療法士であることを伝えると「いつもJDRは警察や消防のゴツイ人が来るので」と笑っていました。
接種が終わると、『予防接種又は予防薬の国際証明書』いわゆる『イエローカード』が交付されます。現在は黄熱に対してのみイエローカードが発行されていますが、以前は天然痘やコレラも対象だったそうです。発行されたイエローカードに記載されている名前や生年月日がパスポートのものと相違ないか確認し、パスポートと同じ署名をして完了です。
イエローカードはパスポートよりも横1cm、縦2cmほど大きいです。ですので、半分に折り曲げてパスポートに挟んでおくようにと言われました。生涯有効なので、破損しないようにラミネート加工を思いつく人もいるそうですが、そのような加工をした証明書は認められない国もあるそうなので、そのまま大切に保管する必要があります。
再発行は手数料がかかりますが10年以内なら可能だそうです。10年間は接種履歴をデータとして大阪検疫所で保管しているからです。10年を過ぎても「あきらめないで電話して」と検疫所の方が言っていました。保管義務が10年だからと言って、10年経ったらすぐにデータを消す、ということはない(と思う)からだそうです。データがなければ、また接種しないといけないそうです。黄熱ワクチンは値上がり傾向にあるそうなので、再接種となれば今より高くなっているかも、と言っていました。
昨年のモザンビークへのJDR派遣では、近隣の国への緊急避難に備えて1次隊はイエローカード所持者のみで派遣されました。そのため、私は1次隊には手を挙げることができませんでした。そのようなこともあるので、黄熱ワクチンは接種しておいた方がいいです。
2020年3月9日月曜日
【オンラインコース】WFOT Disaster Management for Occupational Therapists 2019
世界作業療法士連盟(WFOT)がオンラインコース "Disaster Management for Occupational Therapists" を昨年から公開しています。作業療法士のための災害マネジメントコースです。作業療法士向けに作成されていますが、もちろん理学療法士でも学ぶことができます。
このコースでは、自分が架空の国際NGOにボランティアとして登録するところから始まります。その後、NGOの代表者からメールを受け取り、被災地ですでに活動しているボランティアのサポートをするように指示されます。被災地の状況や困っていることなどが提示され、それを見てアドバイスをメールで送るのが課題となります。
他のコース受講者が送ったメールも見ることができ、さらにそれにコメントしたりすることで議論もできる形式になっています。様々な視点の意見を参考にすることができます。
話は時系列で進んでいきますので、発災直後の支援から復興に至るまでの各ポイントで課題が出ます。コースに出てくる災害は、ウガンダの洪水被害、フィリピンの台風被害、中国の地震被害です。
参考図書として『Disaster and Development; An Occupational Perspective』が使われていて、「この本の第何章を参照してください」と所々で出てきます。WFOTの会員は30ドルで購入できるようです。アマゾン等では40ドルほどで出品されています。
ただ、99ドルの有料コースなので、少なくともこの本のその参照箇所くらいは、本を買わなくても分かるようにはしていて欲しいな、というのが感想です。私は災害を作業療法士の視点で見た書籍を他に知らなかったので、興味があり買いました。Part1の総論的な章は、英語の難易度がやや高く、読み進めるのが大変な感じです。Part2ではケーススタディーになっており、興味のある所から読み進めることができます。物語調になっていたりして読みやすい章もあります。
コースの最後には確認テストがあります。全部で17問の選択式で、正しい記述または誤った記述を選ぶ問題です。3問間違いでしたが、そのどれもが、オンラインコースでは取り扱われず、上記の書籍で取り上げられているトピックスでした。しっかり読んで、正しい解を導き出したいと思います。
何はともあれ、コースは無事修了しました。英語なので苦労する部分もありましたが、災害におけるリハビリテーションに関して、作業療法士の視点を学ぶことができたのは、「リハビリテーション専門職」と包括されるEMT内での立場からすると、非常に有益なものだったと感じます。
このコースでは、自分が架空の国際NGOにボランティアとして登録するところから始まります。その後、NGOの代表者からメールを受け取り、被災地ですでに活動しているボランティアのサポートをするように指示されます。被災地の状況や困っていることなどが提示され、それを見てアドバイスをメールで送るのが課題となります。
他のコース受講者が送ったメールも見ることができ、さらにそれにコメントしたりすることで議論もできる形式になっています。様々な視点の意見を参考にすることができます。
話は時系列で進んでいきますので、発災直後の支援から復興に至るまでの各ポイントで課題が出ます。コースに出てくる災害は、ウガンダの洪水被害、フィリピンの台風被害、中国の地震被害です。
参考図書として『Disaster and Development; An Occupational Perspective』が使われていて、「この本の第何章を参照してください」と所々で出てきます。WFOTの会員は30ドルで購入できるようです。アマゾン等では40ドルほどで出品されています。ただ、99ドルの有料コースなので、少なくともこの本のその参照箇所くらいは、本を買わなくても分かるようにはしていて欲しいな、というのが感想です。私は災害を作業療法士の視点で見た書籍を他に知らなかったので、興味があり買いました。Part1の総論的な章は、英語の難易度がやや高く、読み進めるのが大変な感じです。Part2ではケーススタディーになっており、興味のある所から読み進めることができます。物語調になっていたりして読みやすい章もあります。
コースの最後には確認テストがあります。全部で17問の選択式で、正しい記述または誤った記述を選ぶ問題です。3問間違いでしたが、そのどれもが、オンラインコースでは取り扱われず、上記の書籍で取り上げられているトピックスでした。しっかり読んで、正しい解を導き出したいと思います。
何はともあれ、コースは無事修了しました。英語なので苦労する部分もありましたが、災害におけるリハビリテーションに関して、作業療法士の視点を学ぶことができたのは、「リハビリテーション専門職」と包括されるEMT内での立場からすると、非常に有益なものだったと感じます。
2020年2月27日木曜日
【JADM25発表内容】③成果、課題
→②症例報告 からの続き
椅子も現地で容易に入手できる段ボールを使用し、作成するところを現地の人も見ていたので、もし破損しても自分たちの力で作り直すことができると考えます。
障害を有する人たちは、災害による影響をより受けることになるため、発災前から障害を有する人にリハビリテーションを行うことができたことは意義深いと思います。
またリハビリテーションの観点から予防医学で言う一次予防・三次予防ができたことは、急性期治療が災害時には注目されやすい中で、特筆すべき成果かと考えます。
今後の課題として、平時からできることと言えば、機材の充実や、各種外国語で作成した運動指導用のパンフレットの準備などが挙げられると思います。
また、今回、症例5のように自力では診療所にたどり着けない方を、現地の人が連れてきた例がありましたが、この他にも、医療やリハビリテーションが必要でも診療所に来られない方がいたと予想されます。そういった隠れたニーズを発見するためにも、活動エリアの巡回ができればよかったと考えています。
今後、手術も行うようなチームで派遣される場合には、長期的なリハビリテーションニーズが発生することを視野にいれて、リハビリテーションが可能な転院先の確保や調査が必要になると考えます。
最後に、災害医療におけるリハビリテーションがさらに発展するために、実践のみならず、調査・研究等も行わなければいけません。そのためには、どのような調査ツール・評価ツールを用いればよいのか、今後、多くの人と議論を交わしていきたいと考えています。
以上
2020年2月26日水曜日
【JADM25発表内容】②症例報告
→①はじめに、背景、からの続き
では、ここから、モザンビークでの活動について説明します。モザンビークにはイタリア、ポルトガル、アメリカ、赤十字など様々な国・機関から医療支援のチームが入っていましたが、EMTCCの方からの情報では、リハビリテーション専門職がいるチームは日本の国際緊急援助隊のみだったそうです。日本は総患者数794人を診察し、私が活動した二次隊では、リハビリテーションの対象となった患者が5人いましたので、報告します。
症例1から3は歩行補助具を作成しました。裸足で歩き足底を怪我した方、遊んでいて転倒した膝打撲の少女、サイクロンにより落ちた屋根で膝を打撲した方でした。サイクロンによりなぎ倒されたキャッサバの枝で杖を作りました。乾燥して強度のあるものを選び、適切な長さに切り、歩行訓練をしました。3例目の方は、特に荷重が困難でしたので、松葉杖を簡易的に作成し、上肢で支持できる量を増やす試みをしました。
症例4は、がれきの撤去等で右肩に疼痛を生じた方でした。個別に徒手療法を行うことは普段の臨床のようにはできませんので、愛護的なセルフエクササイズを指導し、実践してもらうことにしました。この時は、口頭での指導のみとなりました。
症例5は、被災前から歩行困難な方で、地面を這って生活していました。右股関節術後の拘縮と運動時痛があり、周囲の人に助けられながら生活していました。この日は周囲の人が「診てもらったほうがいい」とJDRの診療所まで自転車の荷台に乗せて連れてきました。
高齢であること、地面での生活では不衛生であること、地面での長坐位では体幹正中位にできないこと、さらには下肢屈曲の機会を作る目的から、段ボールを使って簡易的な椅子を作成しました。これにより感染症や誤嚥の予防、拘縮の悪化の予防を目指しました。
では、ここから、モザンビークでの活動について説明します。モザンビークにはイタリア、ポルトガル、アメリカ、赤十字など様々な国・機関から医療支援のチームが入っていましたが、EMTCCの方からの情報では、リハビリテーション専門職がいるチームは日本の国際緊急援助隊のみだったそうです。日本は総患者数794人を診察し、私が活動した二次隊では、リハビリテーションの対象となった患者が5人いましたので、報告します。
症例1から3は歩行補助具を作成しました。裸足で歩き足底を怪我した方、遊んでいて転倒した膝打撲の少女、サイクロンにより落ちた屋根で膝を打撲した方でした。サイクロンによりなぎ倒されたキャッサバの枝で杖を作りました。乾燥して強度のあるものを選び、適切な長さに切り、歩行訓練をしました。3例目の方は、特に荷重が困難でしたので、松葉杖を簡易的に作成し、上肢で支持できる量を増やす試みをしました。
症例4は、がれきの撤去等で右肩に疼痛を生じた方でした。個別に徒手療法を行うことは普段の臨床のようにはできませんので、愛護的なセルフエクササイズを指導し、実践してもらうことにしました。この時は、口頭での指導のみとなりました。
症例5は、被災前から歩行困難な方で、地面を這って生活していました。右股関節術後の拘縮と運動時痛があり、周囲の人に助けられながら生活していました。この日は周囲の人が「診てもらったほうがいい」とJDRの診療所まで自転車の荷台に乗せて連れてきました。
高齢であること、地面での生活では不衛生であること、地面での長坐位では体幹正中位にできないこと、さらには下肢屈曲の機会を作る目的から、段ボールを使って簡易的な椅子を作成しました。これにより感染症や誤嚥の予防、拘縮の悪化の予防を目指しました。
→③成果・課題 につづく
2020年2月24日月曜日
【JADM25発表内容】①はじめに、背景
「2019年モザンビークサイクロン災害におけるJDR医療チームの活動:リハビリテーション」ということで発表させていただきます。
このリハビリテーションの概念は、災害があってもなくても、障害を有する人にはなくてはならない物です。その必要性は災害や紛争が起こるとより高まることが、世界的に論文等で報告されています。しかし、現状、紛争や災害が起こると、急性期治療や外科的治療が優先され、リハビリテーションは忘れられたままになっていることが多いです。
さらにこういうデータもあります。この地図は災害が多い国を赤く表示しているのですが、災害は中低所得国に集中していることがわかります。
またWHOによると、その中低所得国においてはリハビリテーションを専門にする人の数が、人口10万人に対して1人しかいないそうです。つまり、災害が多い国のリハビリテーションは発展途上である可能性が高く、災害が起こったら、急増するリハビリテーションニーズに現地の力で対応することは困難であることが予想されます。
そのような状況で、現在、国際的にどのような対応が取られているか、一部紹介します。国際リハビリテーション医学会が、災害時にリハビリテーション専門職からなるチームを結成し派遣するためのメンバーリストを作成し、さらにそのチームがWHOの緊急医療チーム(EMT)に認定されることを目指しています。また、ISPRMやHI(Humanity and Inclusion)というNGOなどから無料のオンライン教育プログラムが提供される予定にもなっています。
→②症例報告へ続く
2020年2月22日土曜日
第25回日本災害医学会学術集会 in 神戸
2020年2月20〜22日、神戸で開催された第25回日本災害医学会学術集会に参加し、ポスター発表もさせて頂きました。
学術集会自体が直前まで開催されるかどうか不透明でしたが、COVID-19に関連する業務に当たられた方や発熱•咳等の症状がある方の学術集会参加をお断りする、という形での開催となりました。さらに自主的に参加自粛する方もおられた結果、多くの座長の欠席、演者の変更、演題の取り下げが起こり、ポスター掲示も隙間が目立つ状態でした。
演題取り下げが多かったため、各セッションでは発表時間や議論に比較的時間的制約がなく、どこも進行自体はスムーズだったと感じました。空いてしまった大きな講演でも、臨時講演を急遽用意するなど、運営側の努力を要所要所で感じました。
今回の学会では、昨年のモザンビークサイクロン災害における国際緊急援助隊の活動に関する演題が23ありました。成果や課題などを他の何より詳しく知ることができました。私の発表も、正式な報告書に書いた内容よりも濃いものになりました。(個人的な考察も含むため)
またリハビリテーションに関する演題は、私のものを含めて14ありました。全ての発表を聞くことはできませんでしたが、リハビリテーション専門職としての視点から、みな災害医療に一石を投じられていました。
海外からの招待講演では、英語は通訳はありませんでしたが、イタリア語は逐次通訳が入りました。演者は同時通訳なのか逐次通訳なのか事前に聞かされていなかったのか、時間を大幅にオーバーした上、途中で残念ながら終了となりました。通訳の方の日本語能力もかなり低く、それも非常に残念でした。運営スタッフ側はCOVID-19よりも想定外だったのではないでしょうか。
聞きたい演題の多くが、時間的に重なっていて、諦めたものもたくさんありますが、とても得るものが多かった3日間でした。
学術集会自体が直前まで開催されるかどうか不透明でしたが、COVID-19に関連する業務に当たられた方や発熱•咳等の症状がある方の学術集会参加をお断りする、という形での開催となりました。さらに自主的に参加自粛する方もおられた結果、多くの座長の欠席、演者の変更、演題の取り下げが起こり、ポスター掲示も隙間が目立つ状態でした。
演題取り下げが多かったため、各セッションでは発表時間や議論に比較的時間的制約がなく、どこも進行自体はスムーズだったと感じました。空いてしまった大きな講演でも、臨時講演を急遽用意するなど、運営側の努力を要所要所で感じました。
今回の学会では、昨年のモザンビークサイクロン災害における国際緊急援助隊の活動に関する演題が23ありました。成果や課題などを他の何より詳しく知ることができました。私の発表も、正式な報告書に書いた内容よりも濃いものになりました。(個人的な考察も含むため)
またリハビリテーションに関する演題は、私のものを含めて14ありました。全ての発表を聞くことはできませんでしたが、リハビリテーション専門職としての視点から、みな災害医療に一石を投じられていました。
海外からの招待講演では、英語は通訳はありませんでしたが、イタリア語は逐次通訳が入りました。演者は同時通訳なのか逐次通訳なのか事前に聞かされていなかったのか、時間を大幅にオーバーした上、途中で残念ながら終了となりました。通訳の方の日本語能力もかなり低く、それも非常に残念でした。運営スタッフ側はCOVID-19よりも想定外だったのではないでしょうか。
聞きたい演題の多くが、時間的に重なっていて、諦めたものもたくさんありますが、とても得るものが多かった3日間でした。
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